最近、大人たちが何も知らない大学生に「シリコンバレーに行け、行け」と勧めるばかりで、大学生のリスクなどは聞かせず、なにも知らずにとりあえずシリコンバレーにやってくる大学卒の子がいます。VISAの問題、就職の問題などに巻き込まれて、困る学生を多々見受けます。下手したら犯罪にもなりますので、本当に気をつけないといけない問題です。
これって、無責任に
このパーティに出ておけ。すごい可愛い子が来るぞぉ。自分の一生が変わるぞぉ。すごい集まりだぞー。
とすすめておいて、なにも知らない学生を、ふんどし一枚で送り込むようなもの。
パーティ会場では、非常識で恥をかくだろうし。第一、女の子がパーティ会場にふんどし一枚で来た子を相手にしないと思うwww
目標大学に入るのに勉強して大学に入るように、アメリカでエンジニアで活躍したいと思ったら、それに向けての学びも必要です。知識をもっているというのは恐怖を削減するのには、一番有効な手です。
この本は、アメリカが天国と煽る訳でもなく、自分はアメリカが本当に向いているのか?と冷静に考え、客観的に見ながら、アメリカと日本の違い、メリットとデメリット両方をあげています。
あとは具体的な対処。大学受験と同じように、傾向と対策を語っています。多くのエンジニアが苦手とする
ホワイトボードコーティング面接をどうやって突破するのか?
さらには、働き始めたら、プライベートな生き方、他の社員との付き合い方どうなるのか?どのようなケースが考えられるのか?等々、イメージするのに十分な本です。
他には、アメリカって解雇(この場合、レイオフ)があるでしょう?怖いよねー。というので非常に恐れる人たちもいます。レイオフについてもポジティブな面、ネガティブな面の両面を記されています。レイオフと聞くとまだまだ多くの人が感情と自分の人格や能力などと一緒に考えますが、そのように考えると、次のステップに進むのがどんどん遅くなります。レイオフはあくまでも会社側の都合で、個人の性格などは関係ない場合がほとんどだからです。
書きたいことがまだまだありますが、読んだ方が早いので、どうぞ読んで見てください。
エンジニアとして働かなくても、海外で働くということを考えた場合、この本の3分の2は非常に役に立ちます。
けど、この本、理系の大学生をもつお母さんも読まれた方がいいですよー。子供がアメリカに行きたい。アメリカで働きたいと言った時にどういうサポートをしてあげればいいのか?実際に働き始めて、遠いアメリカで、レイオフにあった時にどういう言葉をかければいいのか?しっかりとわかります。アメリカなんて…怖いヨォーー。というお母さんにならないためにも、読まれるといいかと。