最近のこだわりはトイレットペーパー。
何かに突き動かされるように、
床に座り込んで小さくちぎるという繰り返し。
最初それが始まったときはストック用のペーパーも
3巻き山盛りにしてしまい、
いっぺんに便器に投入。
うず高く盛られた白い物体。
水流がつまって助けを呼びにくるツヨ。
いたずらをしているわけではないのです。
やらないと気が済まなくて
ひーひー声をあげながら決して楽しそうではない。
こ、これは・・・。
重い布のようになっていて、かっぽんかっぽんを入れる余地もない!
掃除用の古いトングと洗面器を持って、
重くなったペーパーの塊を取り出すことしばし。
量が減ったところでかっぽんかっぽん。
何回かに分けて洗面器の大量のペーパーも流す。
ふう。
翌日も翌々日も同様の行動。
徐々にペーパーのストックを少なくしていこう。
すべて隠して爆発するのも逆効果なので。
その次の日、トングでひと塊持ち上げていれば、一気に流れそうかな?と思い、
洗面器を持たないで作業をしていると
ふと後ろに気配が。
ツヨが洗面器を持って立っていました。
『これも使わないと、いつも通りじゃない。』
え?
そうきたか。
その目は真剣なのです。
その翌日は、ペーパーのストックを隠して一つにしておいたので
トングも使わないで流れそうかな・・・と。
ひいいい
という声とともに、トングと洗面器を持ったツヨが走ってきました。
『これをいつも通り使わないと!」
なかなかの奥の方にしまってあるはずなのに、必死に探してきたのね。
・・・
なんだろう
このやるせなさ。
ペーパーをたくさんちぎったり、トイレを詰まらせることが
いけないことと
ツヨは分かっています。
でも私が掃除をする姿までが、このこだわりのゴール。
あ、掃除をさせたいのではないです。
できれば詰まらない方がいいと、ツヨも思っているのです。
ペーパーは投入したいけれど。
ただ、掃除をするときは、母のこの情景を繰り返してほしい。
ひーひー言いながらやるのは
不適切だと分かっているから。
一度でも注意されたときの気持ちがが、
その行動をするときにフラッシュバックしてくるのです。
言って聞かせてやめられたら、
医者も薬もいらない
そういうことなんだろう。
応援してくれて ありがとう