家来(私)、ストライキす。

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Nice!

小6になったツヨは意識が研ぎ澄まされていて、
いろいろなことが強い刺激となって
ときに生活しづらさにつながってしまいます。

起きている間は、よほど眠くなければ、
五感のアンテナがピッと立ったまま。
人や物の動きがきっと映像のように見えているのかもしれません。

そして記憶のストックに
膨大な量の映像が残されていて
残念ながらそのストックが入った引き出しは整理されることはなく、
適切に引き出されることも難しい。

つまり

・・・疲れるだろうな~

って思います。

せめて眠っている間は心安らかだといいな。

重度の知的障害の子に
何を言っているのかと思うかもしれませんが、

ある意味ものすごく頭がいい。

きっと天才なのかもしれません。

なんてね。

生活が楽になることにその能力を使いたいものです。

動きの止まった身体が動くようになって、
自分で引き出しから下着や服を出して着ることができるようになりました。
引き出しに手をかけることすら怖くて不安だったのが、
ルンルンとはいかないまでも、
『じぶんでやるか。』
と納得したように見えます。

5日くらい前から
お風呂で頭、顔、体を洗ってやるのを突然やめました。
疲れちゃったんです。私が。突然。
あまりにお風呂に入ってくるまでのトイレの儀式が長すぎて。毎日毎日。
お風呂の中で待っていないとその儀式は始まらないし。
こんなこと一生続ける?
いや。
お風呂は最終的に一人で入れるようにしないとだめだ、これは。

きっかけは私がいやになったからだけれど、
自分でできる力はもう12歳ならある、と
とっさにがらりと見方を180度変えたのです。
重度の障害があるからできないと親が思い込んでいるだけではないか?と。

毎日殿様みたいに体を洗ってもらっていたツヨは、
突然、家来(私!)が浴槽から出てこない事態に陥りました。

ふっふっふっ(注:壊れてはいません^^)

続きはまた・・・

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