こだわり崩し

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Nice!

今日はツヨの目の色がだいぶ落ち着いていたので、
いくつかこだわり崩しをしました。

一つはイラッとしたときにコトに八つ当たりして叩くことを
厳しく注意したこと。
ゆっくりはっきりと目を見て
「コトちゃんを叩いたら・・・ 」(間をとって) 
「いけない。」
(ジェスチャーでバッテンも同時に)
注意すると余計に叩こうとすることが今日はなく、
「ごめんなさいしなさい」と言うと
コトの部屋に走っていって
『ごめんなさい』(すごく反省した表情でぺこり)できました。

一つは食後に自分でお皿を下げる時、
私がいちいち対面式の流し台の向こうに立ち、
お皿を受け取らないと怒っていたこと。
今日は、私は自分の食事を食べ続け、
「あ。あ。」(『向こう側に立って。』)
と言われても立ち上がりませんでした。
「自分でやって。」と静かに一言。
じっと考えたツヨ。
しばらくするとカウンターの上に置いて、食事を終わらせることができました。
人の立ち位置を指図するこだわりは避けたいので。
自己完結が大事。

衣類のこだわりもまだまだあるけれど、
今日は7ケ月ぶりに風呂上りの自分での着衣にもチャレンジ。
半年前まで当然のようにできていたのが、
ベッドに裸でずっと私を待っていて、バンザイで着せてもらうまで
ガンとして着ないことが続いていました。
強い不安からだったと思われます。

今日はお風呂を上がる直前に
こちらを向かせて目を見て
「今日は、自分で、パジャマを着てください。」
と伝えました。
はっとするツヨ。
「わかった?」と聞くとコクリとうなづきました。

そして、私はゆっくりとお風呂につかり、
化粧水もつけて、
洗面所を出ると、
ソファーでツヨがパジャマを着て座っていました。

お風呂の途中で脱いだ服を何回も着ては脱ぎ、着ては脱ぎ、
私がお風呂の途中で裸で物置に隠しにいった頃から比べると、夢のようです。
やっと風呂から上がれたと思ったら、
ソファーで結局洋服で座って本人もはぁはぁ息を切らしていた時は悪夢のようでした。

新しい薬になって一週間。
効能には強い不安と興奮を抑えると書いてありました。
効いたのならいいのですが・・・

こだわりには薬は効かないというのも実感。
新しいこだわりにどんどん変遷していっている状態なので。

でも、こだわりをなくすorなくさないではなくて、
こちらの言うことに耳をかせるかorかせないか
そのことが重要なのだと思います。

〇〇、自分でやって下さい。
と告げるとしばらくツヨは考えているように見えます。

『じぶんで?じぶんでやる・・・できるかな
ぼくはできるかな。コワいけれどやってみようかな
よし。なんだかできそうなきがする』

またもとに戻ってしまうことがあるかもしれないけれど、
「今日、できた」ことは確かな事実。

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