もう一つ身内の話。私の従弟の話です。カナーの従弟の話を書いたことがあるけど、今回はその人ではなくて、別の従弟です。(どちらも母方ですが。)彼は幼少の頃、カレンダーの計算能力?を持っていて、ランダムに指定した年月日の曜日を答えられるという、特技を持っていました。そういった特殊な能力を持つ一方で、言葉や発達は少し遅かったりしました。でも当時は発達障害の概念など知られてなくて、診断名はついていませんし、病院や療育にも通っていません。カレンダーの能力のことは、今も親戚の間で、時々話題になります。「あれは凄かったよね」と。なぜ過去形なのかと言うと、今はその能力を持っていないのです。その代わり、言葉や発達の遅れもなくなりました。成長の過程で、いつの間にか、凸凹がすっかり消えたようです。こういうケースもあるんですね。これが良かったのか悪かったのか、本人にしか分かりません。