以前、息子の興味のある企画展に行ったのですが、長蛇の列で、中に入れるまで2~3時間待ちとのことでした。まさかこんなに並んでいるとは知らずに来てしまいました。待つことが苦手な私達親子。3時間も立って並んで待てるだろうか。絶対無理だろうなぁ。誰でも長時間待つのは辛いだろうし、それでも頑張って並んでいるのに、これぐらいのことで「無理」だと言ってたら「我慢が足りない」って思われるかもしれません。でも無理なもんは無理。おそらく辛さのレベルが全然違うんじゃないかと思う。私は長時間立ってるとめまいがするし倒れることもあります。それに多動息子も一緒に連れているので、すごく大変です。でもせっかく遥々来たので、途中でリタイアするだろうけど、とりあえずチケット買って並んでみようと思いました。料金表を見ると、「障害者手帳をお持ちの方は無料」とのことで、ありがたく利用させてもらうことに。で、チケット売り場で手帳を見せたら、係員に「こちらへどうぞ」と誘導されました。どこへ連れて行かれるのかと思ってたら、なんと大行列の先頭へ入れてもらえて、並ばずにあっさり中に入れました。そんなサービスがあるなんて知らなんだ。娯楽施設(映画館、遊園地、動物園、博物館・・・等)で手帳サービスといえば、料金の割引(または無料)の所は多いですが、場所によってはこのように、並んで待つことが困難な人を助けてくれるサービスもあるようです。お出かけの際には事前に調べておくと良いかもしれません。並ぶのが困難な人の為のサービスはTDR(東京ディズニーリゾート)にもあると知って、夏休みに子どもと行って来ました。(Guest Assistance Card と言います)※一番下に補足あり。どのアトラクションもたくさん人が並んでいたけど、このカードのお陰で私達は並ぶ時間を省けました。ずっと並んでいる人達には申し訳ないけど、並ぶのが、人の(たぶん)何倍も困難な私達親子にとっては、ものすごく助かるんです。このサービスがなかったらTDRへ行こうとも思えないし。行っても楽しめないだろうから。手帳を持たない健常な方から見れば、このような手帳のサービスをズルイと思う方もいるそうです。もしかしたらこの記事も、不愉快な気持ちで読んでいる人がいるかも・・・と心配ですが・・・。でも、障害のせいで辛くて苦しい経験を散々している親子アスペ(特に私は三十数年もの長期間)、たまに息抜きに楽しんだり、楽をさせてもらうぐらいのことは、あってもいいんじゃないかと・・・。(追記)ちょっと説明不足だったので補足を。TDRの「Guest Assistance Card」は、列の先頭に入れるものではありません。ファストパスと似たようなもので、待ち時間はあるけど、並ぶ必要は無くなるということです。