これが五色沼。
何年ぶりだろう・・・3年ぶりかな。
ただ、紅葉の時期となると、子供の時に行ったきりだから、何十年ぶりということになるね。
五色沼は、約10種類の沼から成り立っていて、各沼にはそれぞれ特徴があるんだ。最も顕著なのが水の色で、五色沼と簡単に言えば、全国各所にあるけれど、その中でも裏磐梯の五色沼は、キレイで色が最も際立っているところから、全国的に有名になったところなんだ。
最初の毘沙門沼から、最後の柳沼まで遊歩道・・・と言えば聞こえがいいんだけど、要は山道みたいなもんね。
普通に歩いて、1時間くらいかかる。
そこを歩いて、沼の畔に見える紅葉を楽しんだんだ。
この遊歩道は、大きな石があったり、凸凹が結構激しかったり。
しかも前日、雨が降ってたもんだから歩きにくかった。
でも、家族4人でしっかり歩き通したよ。
タンコロは、ズーっと秋桜と手をつないで。
後ろから、ペイスケとボクが続いた。
沼の畔がすべて紅葉ばかりといえば、そうでもなく、まあ言うなれば効果的に紅葉が見られたんだ。
だから返ってキレイに見えたし、印象的だった。
キレイな紅葉を見つければ、秋桜とタンコロに声をかけ、写真を取りまくっていた。
この遊歩道、子供にはきついかな・・・と思って、前を歩く秋桜とタンコロには、よく声をかけていた。
けど、そんな必要もなかったみたい。
あっちこっちキョロキョロしながら、けどしっかりした足取りでタンコロは1時間歩き通したんだ。
最後の柳沼を抜けると、その先にはワカサギ釣りで有名な桧原湖という湖があるんだ。
この湖の畔も紅葉でキレイだった。
その紅葉を見るために、今度は遊覧船に乗ったんだ。
遊覧船のデッキに出て、湖の上の風を楽しみながら、しかもその風景や紅葉を見て楽しんだ。
タンコロは、湖の上に吹いてた風がなんとも気持ちよかったみたいで、いい顔してたよ。
遊覧船に乗った後、軽く食事して、車に乗り込み、喜多方へ向かった。
喜多方といえばラーメン。
おいしかったよ。
ラーメン好きなタンコロもペイスケも、いい顔してラーメンをすすってた。
その喜多方を夕方5時頃出発して、帰路に着いたんだけど、順調に福島県は通り過ぎたものの、栃木県に入ってから渋滞にあった。
多分、紅葉帰りの車が集中したための渋滞だったと思うんだ。
栃木県には那須や日光という紅葉の名所があるからね。
ズーっと運転してたボクは、ちょっとイライラしてた。
後部座席では、秋桜とペイスケがイビキをかいて寝てた・・・(笑)
結局帰りは5時間位かかったけれど、この2人は4時間はねてたんじゃないだろうか。渋滞してたことも知らなかったし。
タンコロは眠らず、車外の風景を楽しみ、車内でかけていた歌をよく口ずさんでた。
一曲歌う度に「おとうさん」。
車窓の風景を見る度に「おとうさん」
ボクはそんなタンコロの呼びかけに「あいよ」と答えていた。
なんとも言えないタンコロとボクだけの時間だったかのように思えた。
ボクの心がホッとしてたんだ。
ああ、紅葉を見に連れて行ってよかった・・・そんな気がしてた。
自宅に着いたのが夜10時。
それから子供達をお風呂に入れ、ベットに入ったのが11時。
ボクと秋桜は後片付けをしてたんで、もっと遅かったけれど。
やっぱり疲れは翌日まで残ってたみたい。
けど、それも今日で解消してたみたいで、タンコロは今日から絶好調になってました。
また、いつか、連れて行ってやりたい。
タンコロの心のどこかに、今回見てきた紅葉が焼きついていればなあ・・・と思ってます。