[シリコンバレーでの私たちの暮らし][自閉症児と旅行]感謝祭のすごい旅行

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Nice!
感謝祭でいろいろ写真を撮影したり・・とおもっていたのですが、どうも、カメラが壊れてしまったようで、写真がとれなくなりました。 香穂を大学に落として、さて帰路に。ところが、 帰りは感謝祭の渋滞に巻き込まれたので、私と渡は渋滞が苦手なのでモーテルに泊まることに。朝早くおきるのは、お得意の渡なので明日の早朝、走ろうと言うことになりました。 モーテルならインターネットもつながるし・・。疲れないし・・。と思いました。 あたりは暗いので、ここはどこだ?と思うような街で高速をおり、モーテルで泊まったのですが、なんだか、安い。 「安いねー。なんだか、信じられない値段だねー。」 と言いながら、夕飯を頂いた時にハタと気がついた。 渡がすごく遠慮しながら、 「ちょっと、くさい・・。」 と言うのです。 実は、私は旅行中に風邪を引いたため、鼻が効かなくなっておりました。 しっかりお薬をとり、臭えるようにしたのが大間違い。 思いっきり ”くさい” 夜がふけるにつれて、臭さも増します。 けど、匂いは動物臭です。 なんだなんだ? と思い、インターネットをつなげてGoogle mapのサテライトで見てみました。 みると360度牧場です。牛です。大量の牛。何千という数でしょう。もしかしたら、何万かも・・。 どうも私たちは高速をおりて、しばらく走って牧場の真ん中に泊まってしまったようでした。 渡もサテライトで見ると視覚情報なので、自分達の周りが牛だらけのことに気がつきました。 こんな環境、めったに体験できません。 渡も私も大笑いで、これも牛あれも牛・・・・で、画面を指さしながら、ウケておりました。 なんだか自分達は車できたのでなく、馬車で来た錯覚に陥るほどです。 アメリカっぽい。 こういう体験は、なかなかできないので、二人で大笑いして暖かいお風呂にゆっくり浸かってから、 眠りにつきました。 朝おきて、朝食を食べにモーテル内のカフェにいくと周りは皆さんお歳をめした方ばかりです。 みなさん牧場関係の仕事なのか、ジーパンです。 私たちが二人だとわかるとニコニコと話しかけてくださいます。 渡が自閉症で会話ができないのもまったく気にされてない感じです。 こういうお歳をめした方たちは、すごく優しく話してくださるのですが、私たちも帰宅せねばならないので、 失礼することを御詫びして話を終えました。おじーさんたちは、皆さん 「安全運転でね。今日こそは家につかないとね。」 と優しく送り出してくださり、なんだかほのぼのと暖かい気持ちで、冷え混んだ寒い朝、大量の牛を見ながら一日のスタートを切りました。 すごい旅行になった最後のモーテルでしたが、皆さんに優しくしてもらって、暖かい気持ちで無事帰宅。 あぁ、おもしろかった。