ひさびさにロードに乗った

10
Nice!

久々の晴れた休日であった。昼下がりからロードを取り出して、下鴨・宝ヶ池から岩倉の近距離でぐるぐる走ってみた。このところ、当直でもオンコールでもない休日に限って雨に降られたので、なんとなくロードに乗っていなかった。日が暮れてから図書館や書店に行くときにはクロスバイクを使うし。身体がなまっているのはひしひしと感じていた。なので今日は北山へは行かないことにした。八瀬大原や市原・静原へも行かない。鍛えてる人にはこの辺は山とは言わないんだろうけど。骨盤をたてて肩胛骨を開いて、肘を外転させないようにして、大腿の内側がサドルをこするような感じで内股気味にして踏み込みと引き上げを対称に意識して、ハンドルに体重をかけず手はブラケットに置くだけにして、云々のあれこれが、すこしずつ、分かったような気がした。どれか一つじゃダメなんだと思った。あれこれのコツがすべて絡まり合って、すべてが影響し合うのだと思った。ちなみに骨盤を立てて肩胛骨を開いてという姿勢の取り方を私に初めて教えてくれたのは、エンゾ早川氏の著書ではなく、当院の理学療法士であった。むろん自転車の乗り方についてではなく、保育器内の未熟児達の姿勢の取り方についてであった。理想的なケアのもとで安定した未熟児の背中は、一流のロードバイク乗りの背中とよくにたカーブを描いている。ともに心肺機能の効率を極限まで追求しなければならん人たちだから、自然と似てくるんだろうと思う。