それより噂の出所です。うちのばぁちゃん達じゃなかったら誰?旦那さんのところで雇ってもらってることすら話してないなら、何で地元の人たちは知ってるの?ってことで姉さんが独自に調査。そして知る…「噂」の恐怖。まず、怒りにまかせて「こんなこと言われてる!」と姉さん達に電話してきた人に聞く。「その話、誰から聞いたの?」と。それを続けていく+アルファで、すぐに出所へ辿りつきました。それは……お兄ちゃんが地元にいたときのバイト先。の、同じ地元の人。一緒に働いてただけに、お兄ちゃんの使えなさっぷりを知ってるその人。が、「あっちに行っても、(仕事の出来はたかが知れてるので)安月給でこき使われてるんじゃない?」と話す。それを聞いた人には、「お兄ちゃんは安月給でこき使われてるらしい」となる。それぞれお兄ちゃんがどこで働いてるかなんて当然知りません。そしてそれが姉さんの親戚の耳に入る。この人はお兄ちゃんがどこで働いているか知ってるので、「安月給でこき使ってるのは旦那さん」という図式が加わる。結果、「旦那さんが安月給でお兄ちゃんをこき使ってるって言われてる!」に。……噂って凄いなぁ。人間の脳内補完や取り違い思い違いが凄いのか。とりあえずオバちゃん、お兄ちゃんが旦那さんのところで働いてるのをばらしたのは、おばあちゃんさえ知らない事になっている給料(仕事)の話を、「そんなことない!」と詳しく話したアナタみたいなんですが…。