小学校見学行ってきました。

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Nice!

 先日小学校の見学と教育委員会に家内と2人で行ってきました。 まずは小学校。2時間目から3時間目まで見学させてもらいました。 この小学校の特別支援学級は知的・情緒・身体がそれぞれ1クラスずつあります。 今回は情緒クラスの1年生の男の子2人(共に自閉症)を中心に見せてもらいました。 小学校の教室に入るのはン十年振り。とてもドキドキしました。  2時間目は算数。情緒の教室でやりました。 教室にいたのは前述の2人の男の子の他同じく情緒クラスの3年生の男の子、そして知的クラスの3年生の女の子の4人でした。情緒クラスと知的クラスは、状況に応じていろいろやりくしているとのことでした。 指導するのは担任の女性ベテラン先生と介助員の女性2人。先生は1年生の男の子のうちひとり、介助員はもうひとりの1年生と知的クラスの女の子に主に付いていました。3年生の男の子は課題を与えられて基本的にひとりで勉強を進めていました。 1年生の男の子のうち、担任の先生が付いている子はとても落ち着いていて物静かな子(A君とします)。もうひとり、介助員が付いているほうはちょっと落ち着きの無い、多動の見られる子でした(B君)。B君はとてもかーに言動パターンが似ているタイプでだったので、私たちは特にこのB君に注目しました。 2人とも学習の進行状況は同じくらいのようで、数字の書き取り、1ケタの足し算などほぼ同じ課題に取り組んでいました。 まじめに机に向かって取り組むA君に対し、B君は私語をしたり、外の様子を気にしたり、鉛筆削り器を使いたくて何度も席を立ったりと落ち着かない様子。それでも何とか大半の時間を椅子に座って課題に取り組むことが出来ていました。といいますか課題をやりあげたのはB君のほうが早かったのでした。A君はどうものんびりすぎ、かつ完璧主義すぎるのが珠にキズなようです。 3時間目は「交流」で、2人とも普通クラスへ移動しました。先生と介助員も一緒です。 今日は「道徳」の授業。教科書の「ウソをつく男の子」の話を読み、その内容について皆で話し合う、というものです。 A君は一度担任の先生に当てられ、「この男の子はこのあとどうしたの?」といった簡単な質問をいくつか訊ねられ、答えることが出来ていました。 B君はちょっと落ち着かない様子ながらも、なんとか椅子に座り続けていた、という感じでした。 3時間目のあと、情緒クラスの先生はこうおっしゃいました。 「今日みたいな授業は参加がちょっと難しいですね。A君にしても本当の内容は理解できていないでしょうし・・・音楽や図工なら楽しめるんですけどね。まぁ、どちらかというと時間のあいだ私語をせず、じっと座っている訓練という意味合いのほうが強いですね。A君もB君も、最初のころは今日みたいに時間中ずっと教室にいることなんてまず無理でしたから。」 4時間目は国語。この時間はA君とB君2人だけでした。ここは2時間目の算数と同じように進行していきました。 4時間目が終わったら給食の時間です。いつも普通クラスへ行って食べているとのことで、2人ともそちらのほうへ移動していきました。 この日見学した限りでは、雰囲気は結構良く映りました。休み時間中に普通クラスの子が何人か覗きに来て、2人に声を掛けたりしていました。 やはりかーはここに通わせよう・・・と意思を固めましたが、それにはやはり介助員さんの手助けが不可欠です。 その根回しをしに、この日の午後教育委員会に行きました。 そのときの話はまた後日書きたいと思います。