周りの「目線」を感じられない

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Nice!

のび太は、興味のあるものへの集中度がスゴイ。今、興味のある、車や歴史、と言ったものならどんなに集中してもかまわないのだが、例えば、買い物をしていて、《あ・・・なんか、あの人、気になる(ちょっと変わった人)》と、感じたりすると、じ~~~~~~~っと、見てしまう。それも、正面きって、じ~~~~~~~っと、見てしまう。すれ違う時なども、その気になる人の動きにあわせてじ~~~~~~~~っと、流れるように目線を送って見てしまうのび太。「人をじーっと見る、って、見られた方は すごく嫌な気持ちになるんだよ。 それに、じーっと見ているのび太を相手は 『気持ち悪い』とか『ヘンな人』って 感じることが多いんだよ。 だから、気になるからって、人をじーっと見るのは 止めた方がいいよ。」と、言っているのですが・・・そのときは「うん、わかった」と言っても、また、何かに心奪われると、じ~~~~~~~っと凝視・・・先日、ペットショップで子犬を見ていたら、隣にベビーカーに乗った小さい男の子がきた。その子の何が気になったのかわからないけど、のび太は、子犬とは全く違う方向のその男の子を凝視・・・汗「のび太、あのね、小さい子なんて特に じーっと見たりすると、 小さい子のお父さんやお母さんは、のび太のこと、 『怖い』とか『キモチワルイ』って思っちゃうんだよ。 変なことされるんじゃないか・・・とか思う人もいるんだよ。 のび太がもっと大きくなれば、 警察に通報されたりすることもあるんだよ。 だから、疑われるような行動はとらないことだよ。」そうなのだ。まだ、小学生だから何となく許されたり見逃されたりすることもおそらくあと、数年もしたら、同じ行動でも「ヤバイこと」と受け取られることもあるだろう。そういう自分に向けられる「世間の目」を、のび太はまだ、なかなか感じられないでいる。自分の行動が、周りからどんな風に見られているか、そして、それが世間的にどう受け止められるのか、また、多数派の人はその目線を恥ずかしく思うと言うこと、そういうことが、実感として全くわからない、のび太。同じ少数派でも、周りの目線ばかり気にしていた私と、それを全く感じられないのび太とではこうも違うものなんだな、と、思うのだが・・・それにしても、こういう目に見えない事柄を教えると言うことは本当に難しいものだ。だけど、この先、絶対にのび太に理解してもらわなければいけない事だと思っている。それが、自分を守ることでもあるし、周りに配慮して生きていくことだと思うのだ。だけど・・・う~~~む・・・・・