これは22歳頃の出来事です。以前にも一度記事にした話なのですが、重~い内容を読み返した時にあまりに悲しかったので、消してしまいました。でもまた思い出したので書いてみます…今回は細かいところは省きながら書きます。(また消してしまうかもしれませんが…)簡潔に言えば、知人に大金を騙し取られた…という話。警察は初めは「騙されたアンタが悪い」と相手にしてくれませんでした。しかし毎日必死にバイトして貯めていたお金を、あっさり奪われたのですから、私の怒りは収まりませんでした。警察に「また来たの?」と呆れられながらも、何度も足を運んで訴えたところ、やっと動いてくれて、詐欺事件として扱ってくれました。動いてくれたことには感謝ですが、「アンタも悪いんだから、反省しなきゃダメだよ」と何度も言われたのは悲しかったです。いったい私の何が悪いんだろう?何を反省しなきゃいけないんだろう?分かりません…知人は詐欺罪で捕まりました。捕まってもお金は戻ってこないだろうと諦めてたけど、その人の親が全額返してくれました。なので、ひとまず解決ですが、心の傷はずっと残っています。詐欺の被害そのものよりも、その後の散々な言われように傷ついて苦しみました。何でも額面通りに受け取ってしまう。お人よしで、人を疑うことをしない。それがそんなに悪いことなのでしょうか。「アンタみたいに騙される人がいるから、この世から詐欺事件がなくならないんだよ」と言われたこともあります。そうじゃないよ、詐欺事件がなくらならないのは、騙される人がいるからじゃないです。騙す人がいるからです。「騙される方も悪い」みたいな風潮はやめて欲しいです。