今日は、初給料日でしたこの春、養護学校高等部を卒業して、4月から地元のリネンの会社へ就職した息子の今日は初給料日でした。「もうすぐ給料日なんだ。」って数日前から楽しみにしていました。この気持ちが有るから、きつい仕事にも耐えられるんですよね。ホテルや施設、病院などが主な取引先のクリーニング工場なので、ホテル利用者が多いゴールデンウィーク、お休みは昨日のみでした。今まで、自分で稼いだこともなく、今までに自分が手にしたことがない金額を頂いて帰ります。さてさて、彼にとっては大金です。使い道を教えなければ、いけません。以前から、彼の職場に15年以上お勤めしている自閉症の方のお母さんが、ずっと以前に言っていたことを思い出します。「あの子が、しんどい思いをして働いてもらったお金だって思ったら、使わせられなくて、全部貯金しているのよ。あの子に必要なものは、お金出してやってるんよ。」私は、このお母さんの考えが腑に落ちなかったですね。「あんなにしんどい仕事してもらったお金だから、大事に貯めとかなきゃかわいそう 。」って、おっしゃってましたけど、しんどい思いをして頂いた給料だからこそ、使う楽しみを教えてやらなければ、きつい仕事は、ほんとにきついんじゃないかなぁ・・使う楽しさを知らないほうが、よっぽどかわいそうだと私は思います。うちの息子は、彼に任せておくと、全部ゲームになってしまいそうなので、「貯金もしないとね!」って言うと、「えっ? お母さんに出すの?」って言ってました。自分が使えないお金は、自分のものじゃないって思っているのかなぁ?今日は、現金支給で10万円ほどの給料を持参して帰りました。来月分から、振込みにしてもらうので、指定銀行に口座を作らないといけないので、預金管理もさせていけば、「お母さんに出す。」っていうのは解決でしょう。給料明細の見方も分からないんですよね。控除される社会保険料の説明はしてみたものの、具体的に見えないものなので、理解しがたかったようです。「給料をもらうようになると、みんなが払うものなんよ。お父さんもお母さんも払ってるんよ。」で、「うん・・・・・」と返事したものの、なんかスッキリしてないみたい。「これ、払うの?」って・・・?「会社で、一緒に払ってくれるから、これだけ預かったよってことよ。あなたが自分で払わなくてもいいんよ。」って付け足すと、「なんだ、そうか!」って、分かったのか分からないのかですが、今日もらった中から、払うのかと思っていたようです。社会に出てみると、教えないといけないことが、またたくさん出てきそうです。