『おこだでませんように』

24
Nice!

おこだでませんようにおこだでませんように「ぼくは いつも おこられる。 いえでも がっこうでも・・・。」どこでも怒られてばかりの男の子が七夕様に書いたお願いごと。それが『おこだでませんように』です。この子は発達障害なのかとか、この子の育ちの背景がどうだとか、そんな野暮なことを論じる必要はなく、ただ子どもの気持ちそのものを受け取ることこそが大事なのです。『おこだでませんように』の短冊だけが描かれているページ。文字は何も書かれていないけれど、圧倒されるようなメッセージが直球で飛び込んできて、見ているだけでジーンとしてしまいます。今年の課題図書になっていますので、ちょうど書店にたくさん並んでいるはずです。ぜひ手にとって読んでみてほしい一冊です。