自閉症児は、模倣からでないと学べない、と何かの本にかいてありました。すべてそうとは限りませんが、確かにそういう傾向はあります。ツヨは最近やっと模倣ができるようになってきました。昨日、公園で久々に乗ったブランコ。つい最近まで抱っこで乗っていたのを卒業し、漕げはしないものの、私が揺らすと楽しそうにします。と、急に立ち上がろうしました。えっ?立ち乗りするの?ツヨはコワゴワ立ち上がりました。緊張して体が硬い。でも顔を見ると、頬が上がっています。手の位置を少し調整して、「手をグーだよ!」と応援。揺らしてやって、立ち乗り成功。「じょうずだね!」と、一安心。ふと周りを見ると、四台あるブランコのうち、ほかの三台の知らない子供たちが、全員立ち乗りをしていたのです。ツヨはチラッとそれを見て、おもむろに無言で立ちあがったのでした。そうか、ツヨにはどんな風に見えたのかな?『まねしよう!』って思ったんだよね。模倣が楽しくなってくると、ツヨのような孤立型の自閉症児でも、運動やお手伝いや学習の幅がグンと広がるような気がします。とても律儀にまねををしてくれるのです。 ↓ よろしかったら応援のクリックをお願いします! ↓にほんブログ村