家庭訪問が終わりました。先生が作ってきてくれたPECSです。 中もこんな感じまだ名詞(食べ物ばかり~)がほんの数個。親の陥りがちなこととして、あれも教えたい、これも覚えてほしい、とこのファイルを辞書のようにしてしまうこともあるそうです。今、要求する機会のあることや頻度のあること、興味のあることに絞ったほうがいいということでしょうか。つい、お腹が痛いとか、入れたくたりますが、それはやっぱりお腹が痛くなったときに、何回か場面を過ごす必要がありますよね。使い方は、おかしなどを用意する。おかしを見せる。親が持つ。PECSのファイルを二人の間に置く。ツヨが「ください」や「おかしの絵」のカードをべりっとはがして、私に渡して、カードを指でさす。すぐに、おかしをあげる。要求できたことをたくさんほめる。繰り返す・・・。私に渡したカードを、指でトントンと指差しできるのが驚きました。要求しているジェスチャーですよね。あとは私が離れていたり、PECSが離れていたり、というバージョンも練習しました。基礎の基礎です。ツヨのレベルではまだこんな感じですね。ちなみに外出するとき以外は、家ではカードは一切使っていません。生活の流れを絵カードでスケジュールにしたりすることは、当たり前の習慣なので必要ないのです。そこをあえてスケジュールを作ってしまうと、生活がしにくくなる弊害が出てくる恐れもあります。自閉症だからカードはあったほうがいい、ではなくて、本当に必要なのか、想像してみることも必要ですよね。話がそれました。さてあとは、ひたすらツヨの好きなものの写真を撮ってラミネート。でも先生がエクセルで作ったカード作成ソフトをくれたので、かなり助かりました。あと一つ。要求されたものが家に無かったら?という問いには。普通に「ないよ」と断ってください。とのことでした。あ、そうなんですね、そこは・・・。スケジュールでいついつね、と示せるお子さんには示してあげてもいいそうです。実物が見えていて、今はだめよ、と言われても怒るけど、カードなら、ないよ、と言われても納得するということでしょうか。断られるストレスより、要求できないストレスのほうが、大きいんです、とのことでした。本を読むより、やけに納得した家庭訪問でした。ちなみに、先生が来て、カバンから出したPECSの「ください」カードを見たツヨは、キラキラッっと目が輝き(また)、電気が走ったようにとキッチンのほうへ飛んでいきました。『やろうやろう!』(ツヨの心の声) ↓ よろしかったら応援のクリックをお願いします! ↓
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