新学期のお子さんの不調の相談が相次いでありますが、それも先生の不適切な対応・配慮のない指導のために生じてきている場合の何と多いことでしょう(嘆)チックやトゥレット症候群のお子さんにとっては新学期は緊張を強めてしまう時期で、ストレスから症状を悪化させてしまうことがあります。理解ある先生であれば、引き継ぎを受けた段階で当然これらのリスクは「想定内」となるはずでしょうが、それがここ数年、毎年毎年うまくいかないお子さんのケースがあります。今年は特に大変で・・・。音声チックのあるお子さんで、静かにしようと思っても声が出てしまうのです。指導の厳しい先生になったことがどうもお子さんの緊張を強めてしまい、ますます声が出てしまうのでしょう。前年度の先生にもお話をさせていただいとこともありましたし、当然今年度の担任にも引き継ぎされているはずだったのですが。何と、この担任の先生は教室でこのお子さんに向かって「うるさいぞ!」と怒鳴ったのだそうです。お子さんはお家に帰って泣きました。お母さんもおばあちゃんも泣いています。なぜ、この子のつらさを思いやり、配慮するということがしていただけないのでしょうか。なぜ子どもがみんなの前で怒鳴られ傷つかなければならないのでしょうか。本当に悲しいことです。先生や学校に対して愚痴や悪口ばかりを言いたいわけではありませんし、そういうことをしても何の解決にもならないことはよ~くわかっています。それでも、このような相談が続いていくときに、虚しく、悔しく、どうしようもない気持ちになってしまいます。問題の解決方法を探すために、すぐにできるところから働きかけ中。このお子さんが元気に楽しく学校に行けるようになりますように!!