週末の日曜日は、いつも秋桜とタンコロの3人で、隣町の公園に出かけるんだけど、この公園は県立で結構大きめの公園なんだ。大きなサイクリングロードがあったり、広い芝生の広場があったり。タンコロが、自転車に乗るのが大好きなもんで、いつもこの公園に連れてきては、思い切り自転車に乗せている。今日はタンコロから、「日曜日、お花見」と言われてたんだけど、この公園に行く途中の道路が、長い桜並木になってたり、公園周辺や公園の中の一角も桜が見事なモンで、いつもの通りに公園に行ってきたんだ。行く途中は、桜は確かに見事だったけれど、花見の人や車が多すぎて、大渋滞。いつもは30分もかからずに行く公園が、1時間近くかかってたもの。しかし、公園の桜は見事で、公園に着くなり、タンコロは自転車で走り出してしまったけれど、ボクと秋桜は携帯で写真を撮りまくってたよ。桜をいつもの位置で見たものと、近寄ってみたものだけれど、こうした桜を見ると、本当に春になったなあ、という感じがします。東京近辺は今が満開で、見ごろなんだけど、雨さえ振らなければ来週楽しめそう。タンコロは、思い切り自転車を乗り回していたみたいだけど、桜は楽しめたかなあ。公園に行く途中や帰り道の車中で、「ほら、タンコロ、あれが桜だよ、綺麗だろ。」とか「あそこの桜は、特に綺麗だね」とか話しかけていたんだけど、分かったかな。でも、車窓から桜の花が咲いてる方をジーっと見てたね。公園では、自転車が主だったから身体を思いきり動かしてくれて、夕食をお腹いっぱい食べてくれるだけでうれしいんだけど、タンコロはタンコロで楽しめたみたい。今夜の夕食は、トンカツとチキンカツ。肉好きなくせに、トンカツは食べないタンコロ。ボクの作るトンカツは、二重衣になってて大き目のトンカツなんで、そうしたところに抵抗があるのかな、と思ってチキンカツは二重衣にしなかったんだ。「ホラ、タンコロ。カツだよ。」と言って、一口大に切ったチキンカツをタンコロの取り皿にとってあげたら、まるで毒味をするように一口食べ、気に入ったようでその後は口いっぱいにチキンカツを頬張ってたよ。偏食家のタンコロが、なにか新たに食べられるものが出てくると、ボクはうれしいね。なんどもニコニコ笑いながら、食事中に「おとうさん、おとうさん」と呼んでた。おいしかったのかなあ。綺麗な桜に、チキンカツ。なんの繋がりもなさそうだけれど、ボクにはタンコロを通じてうれしいつながりを持てた一日でもあったんだよね。