昨日は無事、卒園式が終わりました。卒園式は約2時間。ツヨは、かなりがんばって座っていました。コトは立派に証書を受取りました。だんだんツヨの番が近づいてきました。担任の先生に名前を呼ばれて、介助の先生が代わりに「はい!」と。ツヨにピタッと寄り添って壇上へ。・・・まさか卒園できるとは。こんな自分の名前すらわからないような子を幼稚園に入れ、わからないことだらけで泣くばかりで、もしかしてすぐやめることになるかも、と覚悟していたのに。こちらの心配をよそに、ツヨはすぐにいろんなことを覚えてくれました。ことばこそわからないものの、いろんなことを察する力と好奇心が「幼稚園のお客さん」ではなく、「ボクの幼稚園」に変えました。スケジュールも絵カードも使いませんでした。私も変わりました。初めほかの子たちとのあまりの違いに、見ているのがつらかった。それがいつのまにか、どこかへ飛んでいってしまいました。そして今日の卒園式。壇上にいる姿を見て、抑えていた涙があふれました。隣の主人も嗚咽をこらえ、「うん。うん。」としきりにうなづいていました。ツヨはぐにゃぐにゃしてましたが、(というか普通の感じで、ほかの園児がカチンコチンだった)園長先生から証書を受取りました。唯一緊張してない園児?『何かもらったぞ。』と思ったかな。もらった瞬間、介助の先生(園長の奥様)は泣いていました。式が終わって謝恩会の後、一人ずつ先生にお礼を言ってツヨに「バイバイして」と言うと、そのたびに真剣な顔で、律儀に覚えたての内向きバイバイのしぐさ。運転手さんも、最後の登園日、ツヨの色紙のメッセージ(いろんな色のなぐり書きグラデーション&私の代筆のメッセージ)を見て、涙が止まらなくなって運転が困ったよと後でお手紙をくれました。お世話になった幼稚園。でもお世話になったばかりではありませんでした。担任の先生からの最後の連絡帳にこうありました。「ツヨくんのおかげで、みんなも優しい気持ち、思いやりなど、色々なことを学ばせてもらいました」ツヨ、卒園おめでとう。 ツヨに応援のクリックをお願いします! ↓