本音。

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Nice!

今日は、自分の障害に対するネガティブな思いを記事にします。(そういうのが苦手な方は読まないでね。。)今後考え方が変わるかもしれないし変わらないかもしれないし、それは分からないけど、とりあえず今の私の本音を書きます。アスペルガーの人は、真面目で正直で純粋で(…って自分で言うのはどうかと思いますけども)、そういった長所があることは事実だと思います。このブログ読者の方からも、アスペルガーの長所を褒めてくださるご意見をたくさん頂いてます。そういったご意見は、本当に心から嬉しく受け止めています。でも私は、もし生まれ変わってもアスペルガーの脳を持って生まれたいか・・と聞かれれば、その答えはノーです。私は、定型発達者として生まれたかったです。多数派の感覚で生きたいです。私には「自閉的ファンタジー」と呼ばれているもう一つの世界があります。その世界にいるもう一人の私は、多数派の感覚を持って生きています。アスペルガーではありません。きっとそれが私の理想の姿なのです。でも私はアスペっ子の母親でもあります。親目線で考えると、少し違ってきます。アスペの脳を持って生まれてきた我が子を、「アスペルガーじゃなければよかったのに」なんてことは思わないです。かと言って「アスペルガーでよかった」・・と堂々と言うこともできない。「早めに気付くことができて良かった」とは言えますけど。障害を明るく前向きにとらえて頑張っていらっしゃるお母さん達は立派だなあと感心しますが、この脳のせいで長年地獄を見てきた私は、我が子の障害を前向きに捉えるのは凄く難しいです。なんだかうまく説明できませんけど・・・。つい先日のこと。視界に入ってきたちょっとした刺激がきっかけで、大昔の記憶があたかも現実のように想起され、大パニックを起こしてしまいました。こういうことは今迄にも何度もありました。この地獄のループに、私はどう耐えていけばいいんだろうか。いつどこで起こるか予測できないフラッシュバックに怯える毎日。記憶力の良さは、言い換えれば「忘れることができない」ということ。これがどれほど苦痛か、わかりますか。これが今後も続くのかと思うと、何とも言えない絶望感が襲ってくるんです。