参観日の後の懇談会に出席したママ友達とゆっくり話をした。彼女の息子Mくんとも幼稚園から一緒。のび太幼稚園は1学年1クラス30人で3年間過ごしている。他人の子も自分の子のような感覚で成長を見てきている。のび太小学校の1学年の半分はのび太幼稚園出身の子なので特に親しくしているわけでもないけど、会えばざっくばらんに話せる人たちばかりだ。人と関わることに躊躇しがちな私でも幼稚園から一緒のお母さんたちとは久しぶりに会っても子供のことなら何でも話せてしまう、本当に心強く、ありがたい存在だ。だって、幼稚園時代ののび太は本当にいろんな意味で目立っていた。自閉丸出しだったのび太の成長を我が子のように一緒に喜んでくれたお母さんたちに、今更、隠すものもない、という気持ちがあるのかもしれない。Mくんママとは幼稚園の役員も一緒にやっていたし、気心も知れている。で、思い切って、のび太が今、学校でどういう状態なのか、話した。(12月1日~5日までの記事の内容)Mくんママは「のび太くん、純粋すぎるしマイペースだしね、 何だか、切ないよね」と、ちょっぴり涙ぐみながら聞いてくれた。Mくんママ「でも懇談会でNくんママも出席して言ってたけど Nくん、カラダに殴られたようなあざとかつけてるらしいよ。 Nくんが『学校に言わないで』って言ってたらしいけど」・・・やっぱりそうか。のび太から「Nくんにいじめられている」と聞いたとき、のび太がいじめられていることもショックだったが、あの優しい穏やかなNくんがのび太をいじめている、ということもかなりショックだった。だからNくんの周りで何かあったのでは?と心配していた。普通だったら、毎日のようにのび太とNくんが学校でいざこざがある、と言う時点で、担任から双方の家庭に、心配して連絡をするのが担任ではないのか?とも思うのだが・・・Mくんもゲームのカードを騙し取られたり、持ち物を壊されたりしていた。やはり幼稚園から一緒の友達。やんちゃだったけど幼稚園の時は発表会で段取りがわからなくなるのび太の手を引いて誘導してくれたり、優しい子だった。その子の家庭も実はいろいろあったらしいのだ。いじめの連鎖・・・か・・・自分より弱いものに矛先が向いてくる。どこかでいじめの芽を摘み取ってやらないと、どんどん増殖してとんでもないことになっていく。Mくんママ「あんなに騒々しい授業だったのにMK先生、 『今日はみんないつもよりちゃんとしていました』って。 あきれちゃって・・・」やっぱりか。あんなに騒々しく、帰りの会の先生の話も聞いていない状態で先生が注意ひとつしないことに苛立ちと疑問を抱えていたからだ。あれでも『いつもよりちゃんとしていた』のか・・・普段はどれほど騒がしいんだ?!先生の話もまともに聞こうとしない、挨拶もしない、それを注意されることも無い。そういう騒然とした教室で子供達の気持ちがささくれていっても不思議は無いと思った。いじめてもちゃんと叱られることも無い。かといって理由を聞かれることも無い。ただただ、その場をチャラにすることで精一杯の教師。一体、この学校で誰が子供達の気持ちに向き合っているのか?Mくんママ「去年はあんなに静かだったのにね。 あの子たちは本当はこういう子じゃない!って 言いたかったよ」まったくである。他にも懇談会では、持ち物を壊される子、盗まれる子、殴られているらしい子の報告が母親から話が出た。しかし、その全てについて、MK先生は「知らなかった」と言っていたらしい。母親から報告があるだけまだいい。まだ親すらも気が付かないこと、親に言えないことも、もっともっと埋もれているはずなのだ。いじめている側の子も、別の角度から見るといじめられている、と言うことが多分にある。だから、いざこざをその場限りで収めればいい、というものではない、と訴えているのだ。Mくんも、どちらかというとのび太と似ているおっとりタイプ。「本当に『世渡り下手』だからね~ こういうことって親が教えたからって出来ることじゃないし 難しいよね」と、Mくんママ。まったく、その通りなのだ。・・・・・で、私はMくんママと話しながら、次の行動について、考えていた。続きます・・・