発達障害を1年以上いろいろ勉強してきたつもりですが、未だによく分からないのがアスペルガーとADHDの違いです。似ているような似てないような・・発達障害当事者や親のblog等を読むと、「アスペルガーだけど、ADHDも合併している」と書いている人がたくさんいます。だから同じようなものなのかな~と思ってました。うちの息子はアスペルガーと正式に診断されていますが、多動で注意力に欠陥があり、きっとADHDも合併しているんだろうな、と私は思い込んでいました。むしろアスペルガーよりもADHDのほうが近いんじゃないか?とすら思っていたのですが、以前病院の先生に聞いてみたところ、「息子さんはアスペルガーの特徴はハッキリ出ているけど、ADHDではない」と言われたのです。先生は次のように説明してくれました。そのとき息子は絵を描いて遊んでいました。息子に向かって、先生は何度も息子の名前を呼びかけました。でも息子は絵を描くことに夢中で、全く先生の声に気付いていません。何度名前を呼んでも返事をしません。これは日常でよくあることです。「アスペルガーは、興味のあることに集中すると、他の事に注意が及ばなくなることがあるんです。息子さんは今、絵に夢中になり過ぎていて、私の声が全く聞こえていないんです。過集中による不注意です。これはアスペルガーの特徴です。ADHDも過集中はあるのですが、アスペルガーほど長く続かないし、あちこちに気が散ります。何かに集中していても、外から聞こえる音や人の声などにすぐに反応するので、その都度集中力が途切れます。」へー。なるほど。これは私にも言えることです。私も不注意が甚だしいのですが、過集中があり、興味のあることは何日間もずっと同じことを続けて、寝食を忘れるほどに集中します。そのため他の事に注意が及ばず、結果として不注意ということになります。この私の不注意は、ADDの不注意とは質が異なると先生はおっしゃってました。先生の説明を聞いた限りでは、アスペルガーとADHDは一見似ているようだけど、実は全く別の特徴を持つんだなあと感じました。でも実際には「両方を合併している」という人はたくさんいるんですよね。。そんなこんなで・・やっぱり違いがいまいち分からないなあ・・と思っていたところ、違いを詳しく説明している本を見つけたので、注文しました。読んでみて何か分かったことがあれば、また記事にしたいと思います。(クリックすると詳細のページが別窓で出ます)