市の教育委員会 夏季研修講座にて講演。テーマは『子どもの育ちを支援する教育・医療連携~診察室から見えてくる子どもの姿~』。市内の小中学校の先生方320名が参加ということで、幅広く発達障害についてのご理解を深めていただけるように、また、学齢期のお子さんたちの心の病気についてもお話をさせていただきました。感想をいただきましたので、一部を引用してみます。『・障害があって困る・つらいのは、親でも教師でも友だちでもなく、本人自身であることを知り、胸に突き刺さりました。その後の人生にも大きな影響を与える教師としての対応を、今日の講座内容を活かし、考え、実践していきたいと思いました。 ・先生のお話を聞き、そういえば怒ってばかりだった・・・、と反省しました。脳の発達障害、先天的な問題なのに、片づけができないことを「何でできないの?!」と思っていた自分に気がつき、申し訳なく、私にできることは何かなと思いました。 ・子どもたちは学校での支援を必要とし、先生により理解を求め、人間関係について悩んでいることを改めて知りました。とにかく、子どもたちの良さを見つける努力をしていきたい。 ・まず「ほめる」を大切に実行していこうと思います。』子どもたちの心の声に耳を傾け、話を聴くこと。子どもたちを理解し、向き合っていくこと。子どもたちとのかかわりの一つ一つをおろそかにせず、丁寧に大切に育んでいくこと。学校の先生というのは、こうした作業を毎日毎日積み重ねていく本当に尊い仕事だと思います。今回の講座の準備をする中で、新たにこれからの課題として考えさせられることもありましたし、心のケアについての仕事を整理する良い機会にもなりました。*関係者の先生方にはいろいろお世話になりました。今後とも何卒よろしくお願いいたします。