2008.8.夏の家族旅行~1

14
Nice!

例年、夏の家族旅行と言うと、伊豆や千葉・館山方面の家族旅行か、東北・福島方面がほとんどだった。今思えば、秋桜が出産があった年以外は夏に家族旅行をやってきた。ボク自身が旅行は好きだし、旅行に絡む地理も好きだったし、なにより秋桜が学生時代・旅行関係のサークルに入っていたこともあって旅行好き、婚前旅行もしたけれど、結婚してからも少なくても年1回の旅行を希望されて・・・それが家族団欒の一因になればと思い、家族旅行を続けてきたというのが実態かもしれないな。一昨年、栃木の那須高原に旅行に行ったときの印象が良くて、それを思い出し、今年も高原に行こう!と5月頃決めて、計画を練ってきた。8日朝10時出発を家族に言い渡し、それに向けて準備しておくよう言ってきたけれど、旅行に行く2日前にペイスケが発熱し、もともと旅行の準備に時間のかかる秋桜はもっと時間をとられていた。幸いにも前日、ペイスケの熱も朝には治まり、ボク以外の家族の旅行に準備は完全に秋桜に任せ、ボクは仕事上の段取りをつけることに一生懸命になってた。そして前日夜、早めに帰宅できたボクは、秋桜に変わって夕食の準備をし、旅行の準備を急ぐよう秋桜には言い聞かせた。翌日、10時の予定が11時過ぎの出発となった。秋桜の準備の仕掛けが遅れたためだった。もう一つ、問題があったんだ。ボクの自宅から長野方面に行くのには、首都高速を経由して中央高速に行くんだけれど、10日位前に発生したタンクローリー車の横転・炎上事故のため、首都高速が使用不能となってしまい、中央高速まで一般道を行かなくてはならなかったんだ。これが予想以上に時間がかかることは予想できてたんで、早目の出発ということで朝10時出発、と言ってたんだ。だけど11時。やっぱり一般道は時間がかかり、中央高速に入ったのが午後1時前位だった。長野方面は行ったことがないため、時間の予想が立てにくく、しかも中央高速って渋滞で評判の良くない高速道路。高速道路に入った頃は、少し渋滞してるかな・・・と感じ、それ程急ぐ必要もないなと思って、そんなに飛ばさなかった。だけど、八王子辺りから山梨県に入った辺りで、露骨に渋滞を感じた。少し急ぐかな・・・と思い、飛ばしたよ。早くいけるところは早く行こう、と思い、長野県に入る手前までは2~3車線ある道路をフルに使って思い切り飛ばしたんだ。 ボクらが行こうとしてた長野・車山高原は、最寄のインターチェンジから1時間近くかかると聞いていたし、現地の地理的感覚がないから、早めに着いておきたかったんだ。急いだ甲斐あって、予想通りの時間に落ち着こうとしてたし、まずは休憩を・・・と思って、車内ミラー後部座席を見たら、秋桜とペイスケはしっかり夢の中・・・神経を使って運転してたボクの支えは、タンコロの歌声だった。ボクは甲斐バンドや甲斐よしひろが好きなんで、車内ではいつも甲斐のCDをかけてる。それが嵩じてか、タンコロも甲斐を好きになり、歌まで覚えてしまった。長野県にはいる手前のサービスエリアに入る前まで、タンコロと一緒に甲斐の歌を歌い、タンコロがリクエストすればボクが大きな声出して歌うと言う感じで、休憩に入った。そのサービスエリアで要を済まし、地図で行き先の地理を確認して再出発。ここからは道路は空いていた。よかったなあ・・・と思っていたら、長野に入ったとたんに黒雲が沸いてきた。んんん・・・雨でも降るかなあ、と思っていたら、ボクらが降りる一つ手前のインターで本降りになってきた。現地のインターで降りる直前、猛烈な雨となり、視界は最悪。インターを通かした途端、雨は雹に変わった。バチバチと叩きつけるような雹。インターを降りて10分近くは降ってたかな。それでも、宿泊先のペンションに向かって車を走らせていたら、少しずつ雹や雨はやんできた。でも、そのせいでインターを降りた途端、猛烈な渋滞となり、時間通りペンションにつけるかなあ、と思い車を走らせていたんだ。着いたのは5時40分頃。ボクはヘロヘロになりながらも、車から荷物を降ろし、ペンションの中へ。このペンションが、予想以上に良かったんだ。この家族旅行は、このペンションに支えられていたと言ってもいいかもしれない。部屋に入るなり、タンコロはベットをトランポリン代わりに飛び跳ねて、大喜び。いっぱいの笑顔の中、窓を開けたら、爽やかな風が・・・東京近辺や都市圏に住んでると、信じられない位風が爽やかで軽いんだな。この季節と言うのにエアコンが必要ないし、深夜は寒いくらいだった。空気が心地よいと身体も軽い。それは大人も子供も同じだと思うんだ。ペイスケもタンコロも気持ちが軽く、心地よかったせいか、はしゃぎまわりだったもの。夕食も、事前に注文してたせいか、偏食家のタンコロにもやさしいメニューだった。ペンションに泊まるということは夕食がお楽しみ、ということでもあるんだけれど、今回泊まったペンションは変なクセもなく、ただひたすらおいしく食べられた感じがするよ。翌日は遊びまわる予定でいたんで、この日は早めの就寝を・・・と思っていたけれど、環境のよさと夕食のおいしさ、お風呂の気持ちよさに酔ってしまい、気がついたら0時を過ぎていた。タンコロが笑い転げ、はしゃぎまわっていたので、寝かせるのに苦労したよ(笑)そのタンコロが眠った途端、ボクにも猛烈な睡魔が・・・それまでに翌日の行動予定は立てていたんで、眠ってもよかったんだけれど、なんだか眠るのが惜しい感じがした家族旅行初日の夜でした。