ツヨくんは、家族が分かっていますか?

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Nice!

ツヨは床に落ちている食べ物や、おもちゃ、紙などをやぶいたりして、よく自分の口に入れてしまいます。きたないという分別がないのかよくわかりませんが、ファミレスで下におちているパンくずとか、イスにこびりついた、いつ誰がつけたかわからないご飯とか、あっという間に口に入れてしまいます。さすがに私も反応が早くなりました。「ぺっ!」とすばやく私の手をツヨのあごの前に出すと、飲み込む前に素直に出してくれます・・・。公園にたまにおいてある飲みかけのジュースとか、古かろうが飲んでしまいます。つねに油断はできません。どうかゴミは持ち帰ってほしいと切に願います・・・。今日、夕食の後、ツヨがケホッ!ケホッと急に咳き込みました。何かつまらせたような音!何を口に入れた?おもちゃ?つまったか!?と慌てる私。が、それ以上に「大丈夫か??!!どうしたツヨちゃん!」と夫が青くなっていました。ツヨは涙目で自分でゲホッとうまく咳をして、ほどなくおもちゃの破片を吐き出しました。ああ、よかった~。怖い。のどにつまる可能性のある大きさのおもちゃはほとんど処分してあるものの、油断は禁物です。サカナの骨かと思った、とパパ。さっき鮭を食べさせたばかり。偏食が激しいツヨに少しでも食べさせたくて、唯一食べるサカナの鮭を、パパがせっせと骨をとって、茶碗に入れてやっていました。少しでも健康に、そして笑顔がみられるようにと、汗をびっしょりかいて体を使っていつも遊んでやるパパ。こだわりに付き合い、道具のようにこき使われ・・・。本当は一緒にキャッチボールやサッカーがやりたかったでしょうに。そして褒めたりしかったり、いろんなことを伝えたかったでしょう。それがまだ全力で守ってやらないといけない、みかけよりずっと幼い息子だなんて。先日の就学相談で、担当の先生に「ツヨくんは家族が分かっていますか?」と質問されました。今思うとなんて酷な質問でしょう。家族がわからないわけないでしょう、と普通の人ならびっくりするような質問ですが、私は「はい。たぶん・・・。コトも入っていると思います。」と答えるしかできませんでした。ツヨの目に私達はどう映っているのでしょう。いつも助けてくれる人達?食べさせてくれる人達?愛情が本当にツヨにわかるのか正直よくわかりませんが、信頼・・・そう信頼は築けると思います。あれ、でもちょっと悲しいですね。少し涙が出てきました。パパとコトと私でオミコシみたいにツヨをワッショイワッショイと守っていけたらいいな・・・。そんな風に思います。                       よかったら応援のクリックをお願いします! ↓