運動会の季節である。 つまり、R太受難の季節である。 炎天下、騒音を聞きながら、半日ひたすら耐え続ける行事は、たいていの自閉症児にとって、拷問の要素が強すぎると思うのだが、学年を重ねるごとに、少しづつ出来ることが増えてきているのを見ると、やはり期待する気持ちもふくらんでくる。 今年のR太は、どうやら手を引かれずに入場行進に参加できそうであるらしい。 これは、R太的には大変な進歩である。周囲の人の流れをみて、ずいぶん動けるようになってきているのだ。 そしてもう一つ。 今年はダンスのふりつけを、半分 ...