昨日の朝の台風はすごかった。でも、昨夜のタンコロは上機嫌で、今日の良いお天気のもと、機嫌良く学校生活が過ごせたみたい。大好きなバスケをたっぷり出来たみたいだしね。でも、タンコロの疲れは抜け切ってないみたい、と学校との交換ノートには書いてあったんだ。今日のお迎えは、秋桜。機嫌よく、そして元気良く学校を出たタンコロは、通学路の途中にある民家の三輪車に気を取られた。なんでも、その三輪車はキャラクターの三輪車らしく、いろんな仕掛けがあるみたい。その民家に三輪車があることは、以前そこのお母さんに遊んでもらったことがあるから、知っていたみたい。けれど、今日は留守だった。タンコロはどうしても、その三輪車で遊びたかったらしく、秋桜の静止も聞かず、その民家の呼び鈴を押そうとさえしてた。秋桜は必死にとめたけれど、その民家にはお年寄りがいて、子供には理解がないらしく、よく他の子供たちが怖がっていたことがあった。呼び鈴でも押そうモンなら、そのお年寄りが出てきて一悶着ありそう・・・秋桜が必死にタンコロを止めていたところで、その民家のお母さんが帰ってきた。そのお母さんはニコヤカに、少し遊ばせてくれた。でも、タンコロには物足りなかったらしく、その民家を離れても、愚図っていたらしい。でも、秋桜の頑張りで、また下校を始め、とある交差点までやってきたら、以前タンコロの通っていた幼稚園の送迎バスが止まってた。タンコロは、幼稚園時代、このバスが大好きで、朝、バスで登園した後も、昼前位までバスでドライブしてたらしい。バスの運転手さんが理解がある方で、時間の許す限り、一緒にドライブしてくれてた(但し、午前中だけね)。交差点に止まってたバスには、その運転手さんがまだ運転手をやってて、タンコロのことを覚えてくれてた。秋桜も、その運転手に気がつき、軽く会釈したら、運転手さんは手を振ってくれたらしく、タンコロはこの時点で気分が最高潮になったらしい。送迎の途中だったんで、バスには乗れなかったものの、大好きな幼稚園のバスに会えただけで、それ以降の下校がスムーズになり、笑顔いっぱいだったとのこと。よっぽど幼稚園のバスが好きなんだね。今日、ボクが帰宅したら、ボクに甘えてもたれかかってきた。なんか、いいことあったな、と思ったら、そういうことだったのね、と妙に納得できた。けど、タンコロには言い聞かせて、約束したよ。「なあ、タンコロ。学校が終わったら、まっすぐお家に帰ろうな。」とね。