少数派を自覚した出来事。

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Nice!

過去の経験談をいくつか書きたいと思います。今回書くのは、自分が少数派であることを改めて強く自覚したキッカケになる出来事です。これは、高校1年生の時のこと。担任の先生はとても厳しい男の先生でした。私は成績のことで散々怒られて嫌な思いをしたので、私はこの先生をあまり好きではなく・・どちらかといえば嫌いでした。私以外の生徒も、よく怒られていたようです。その厳しさに対して、当人の居ない所で文句を言ったり、「他の先生が担任だったら良かった」と不満を漏らしている生徒がたくさんいました。そんな様子を何度も見ていたので、きっとみんな、先生のことを嫌っているんだな、と私は思っていました。ある日のホームルームで、「担任教師に関するアンケート」というものを書かされました。「担任教師に不満がある」という問いに、「yes」か「no」で答える質問がありまして、私は迷わず「yes」にマルを付けました。他のみんなもyesだろうと思っていました。だって、みんな、先生の悪口を言ってたんだから。しかし、後日アンケートの集計結果が配られたのですが、なんと「yes・・・1名」と書いてあったのです。ということは、私以外のみんなは、先生に不満が無いということ?そんなわけない。みんな先生の文句言ってたのに。なんで正直に書かないんだろう?さらに驚いたのは、「この1名って誰なん?無神経な人やなぁ」・・とクラスメイト達が言ってたのです。その1名は紛れも無く私です。私は「無神経な人」ということでしょうか?周りの人たちとのズレは、もっと昔から自覚していましたが、こうしてハッキリと目に見える結果で「自分だけが違う」ということを示されたのを見て、かなり衝撃を受けたことを今でも覚えています。次回もまた、別の経験談を書こうと思ってます。友達を失ってしまった話です。つづく。