初参観日にハジケる(1年生ののび太?)

20
Nice!

新学期も始まり、もしかしたら子供よりもドキドキしつつ、ここ数日を過ごした方もおいででしょう。もちろん、私ものび太が入学したばかりの今頃は、帰ってくるまで落ち着かない日々を送っていました。入学当初を思い出してしまいました。初参観日・・・。小さいころ、私は外でしゃべることが出来なかった。「近所の人には挨拶しなさい」と言われても、すれ違うとき、口から心臓が飛び出るほど緊張する。もちろん、挨拶なんてできっこない。学校で先生と親しげに会話をするなんて、「この人たちはどうして普通にしゃべったりできるんだろう?!」と、同級生を見て思っていた。授業中、手を挙げて発言するなんてありえなかった。小学生のときは優等生だった私(過去の栄光・・・)「どうしてわかっているのに発言しないのでしょう?」と、必ず家庭訪問で母は言われていた。そして、発言しないことはダメなこと、生き生きと手を挙げて発言する子が良い子、といった、先生と親の思い込みを刷り込ませられて、「私は答えを知っていても発言できない悪い子」だと思い込んでいた。理解力=発言力、と思っている教師は子供の心を知らないのだ。当時、私の知る限りでは、挙手をする子はいつも決まっていた。いかにも優等生な先生にかわいがられるタイプの子。この子たちも先生に挙手して答えることを求められている、ということを知っているかのように、誰も挙手しないと、すっと挙手して先生に助け舟を出すのだ。前置きがかなり長くなりました。これより本題・・・。時は流れ、時代は変わる。子供たちも30年前とはぜ〜んぜん違う!うちののび太はフレンドリーだ。これが積極奇異型なのだろうか?と、思っていた。今までそれほど教えた記憶もないのだが、近所の人にもでかい声で挨拶をしている。それに、入学して初めての参観日に行った時、ビックリした。ほとんどの子たちが生き生きと挙手している。「はいはい!」「はい!」「は〜い!」と、手を上げていない子の方が少ないくらいだ。もちろんのび太も、ものすごいアピールをしつつ、ピシッと耳に腕が付くように真っ直ぐ手を伸ばしている。おおお・・・。まるで挙手の見本のようだ・・・。先生「はい、のび太さん」のび太「はい!」(立って椅子を机に入れて、背筋を伸ばして・・・)のび太「・・・・・・えっと、忘れました〜!」(教室中、大爆笑・・・)あまりにたくさんの子たちが手を挙げるので、先生も同じ子にダブらないように、満遍なく当てなければ・・・と、かなり考えて指名する。だから、当てられたときにはすっかり忘れていたらしい・・・。いいのだ!1年生、初めての参観日だもん!みんな、一生懸命でかわいい!もちろん、のび太が一番かわいい!その後も私を見つけて、ニコッと微笑むのび太・・・。何度も振り返り、何かをこちらにアピールする・・・汗うんうん。お母さん、ちゃんと見てるよ〜だから前を見て先生の話をちゃんと聞きなよ〜・・・心の中で叫ぶ私。以心伝心するはずもないのだが、懸命に念を送る・・・また、振り返ったのび太・・・・・・・・はっ!!!!!片方の鼻の穴にエンピツをさして、わざと白目を剥いて、こちらを振り返った・・・!!!!!母親たち、爆笑をこらえ、一斉にうつむく・・・んぷぷぷぷ・・・・・のび太くん、相変わらずナイスキャラだよね〜いい味出してるじゃん!大物の素質あるよ〜!同じ幼稚園だったママたちが、私にささやく・・・ひ〜ひ〜ひ〜・・・笑いをこらえるのが精一杯だった。初参観日の思い出でした・・・。入学当初はこんなにはじけていたのですが、だんだん・・・だんだん・・・うぐぐ・・・続きはのちほど・・・