本屋での出来事

25
Nice!

のび太が音楽教室に行っている間、私は近くの図書館にいるか、本屋で立ち読みをしている。その日は本屋で立ち読みしていた。入り口から真っ直ぐの雑誌コーナーで流行などをチェックしていた。私の背中ギリギリに右から左に早足で通り過ぎた人が、小声で、でも、しっかり聞こえる声で、「死ね死ね死ねバカやろうバカやろう・・・」と、発していた。え?!と思って、左に通り過ぎた人を見たら、幼稚園〜小学校低学年くらいの男の子だった。え?!私に?!私に言ってるの?!・・・と、ビックリしていると、右の方から、「こら!○○(名前)!『死ね』なんて言うんじゃねぇ! テメーの方が死ね!!!」と、罵声と言っていい言い回しで、聞こえてきた。背筋がザワ〜っとして、さらに驚いて右側を見ると、私と同世代くらいの女性だった。どうやら、母親と子供らしい。しかし、あんな小さい子が「死ね死ね・・・」と、つぶやきながら歩くのもちょっと怖い気がするが、それをとがめる母親の言葉や言い回しの乱暴さ・・・子供に「死ね」とか「テメー」とか・・・?子供が発する言葉って、親の影響が多いはず。幼ければ余計に親の真似をするのだ。「こら!○○(名前)!『死ね』なんて言うんじゃねぇ! テメーの方が死ね!!!」・・・なんて、言葉を本屋のような場所で大声で叫んで平気、と言うことは、家ではもっとすごい言葉が飛び交ってるのかも・・・。いくら子供が悪いことをしたとしても、注意の仕方、叱り方って気をつけなければいけないと思う。あんな言葉を幼い頃から親の口から聞かされて育てば、外で他人にも使ってしまう子供になっても仕方がない。人のふり見て・・・ああ、私も気をつけよう。せめて、人として恥ずかしくない言葉をのび太に伝えよう。いやいや・・・かなり、怖かった・・・