3日間フィラデルフィアでの子供ショーの仕事の最終日、子供たちを連れてゆくことにした。 朝の8時前には出発。車で片道2時間ほどの距離だが、連続するとなかなかキツい。3日目に子供と一緒というのも居眠り運転防止にもなり、楽しくドライブすることが出来て、子供が成長してくれたことの有り難みを感じる。ベンはいつもと違った街に行く事をとても楽しみにしてくれた。ベンは都会なら基本的に何処でもハッピーで、少なくとも田舎やリゾートに行くよりは安全な選択なのだろう。 仕事先の子供博物館でも大人しくしていてくれて、僕に代わってベンを見ていてくれる弟のヘルプもあり無事に仕事を終える事が出来た。3回のショーの合間には、もちろんフィリーチーズステーキをお昼に食べて大満足の様子。片付けを終えると4時を過ぎてしまったが、隣の博物館でスターウォーズ展ツアーをやっていたので見てゆく事にした。弟の方が大ファンであることもあり、こんなにすばらしい特別展示を見逃すわけにはゆかない。ベンはあまり好きでは無いのだが、映画が好きな事には変わりないので嫌がらずに着いてきてくれそうだ。入場券は6時からのものしかないのだが、待つのを覚悟で買う。いつもなら待つというだけで躊躇してしまうところだが、今日は弟の方にも何か楽しみをつくってやりたいという気持ちも大きく、ベンにも納得してもらうつもりでの決断だった。ベンが途中で騒ぎだしたら弟だけ残して先に出れば良いとか、色々な事を考えるのだが、そんな心配は全く無用で特別なツアーやレクチャーがあるわけでもなく、自由に展示物を見て回るだけのもので2人ともそれぞれに楽しんでいたようだ。ハングリーを連発し始めたベンに急場しのぎのM&Mを与え、夕食は高速のサービスエリアで買う。ヘッドライトが行き交う車の中でチキンをモサモサと食べながら、アメリカ中をドライブして生活するキャラバンファミリーの気分になった。 ロッキーの階段を上る