「・・・」じゃ、伝わらないのだよ!

22
Nice!

昨日、のび太の連絡帳にKP先生からひとこと、書いてあった。「のび太さん、字をもうちょっと・・・。」連絡帳は、帰りの会で先生が黒板に書いた、宿題や明日の持ち物、その他の連絡を自分で書く。家で親が連絡帳を確認して、次の朝、先生にまた出す。親も何か、先生に連絡があれば書くので、毎日、先生は一人一人の連絡帳をチェックし、先生から親へ、個人的な連絡などがあれば書き、また、帰りに子供たちが宿題を書く。だから、毎日、先生ものび太の連絡帳を見ているのだが、確かにのび太の字は雑に書かれている。時々、私も、「のび太、これ、なんて書いたの?」と、たずねるほどだ。のび太は落ち着いてゆっくり書けば、それなりに字はうまい。1年生の時は、県の書写コンクールで金賞を取ったほどだ。しかし、「慣れ」と、「早く終わりたい」気持ちが、字を乱れさせる。自分なりのスケジュールに追われているのび太は、宿題の字も、かなり独特で「飛んでいる文字」を書く。「『文字』は誰かに伝えるための手段なので、 自分だけが読めても、 他の人が読めないのではだめ。 これでは、お母さんも丸をつけられないので 書き直し!」これで、時間が余計にかかってしまう、と言うことも、かなり学習してはいるのだが、なかなか丁寧には書けないのび太。KP先生もそう思っていたに違いない。そこで、書いた言葉が、「のび太さん、字をもうちょっと・・・。」でも、この先生のひとことの後に書いた宿題の字が、これまた、ビックリするほど読めない字・・・「のび太さん、字をもうちょっと・・・。」しかし・・・しかしながら・・・・・・・・・・KP先生は、この遠まわし、かつ、アバウトな文章が、のび太に伝わると思っているのか?2年間、何度も手紙を書き、何度も電話し、何度も足を運び、のび太の特性を伝えて来たのに、またまたここで、私の肩をガックリ落としてくれるKP先生・・・。「のび太、KP先生、こんな風に書いているけど、 意味、分かった?」「・・・う・・・ん。」「・・・(アヤシイ) じゃあ、『のび太さん、字をもうちょっと』の後の 『・・・・・』の部分に入る言葉は何でしょうか?」「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(長っ!!) 分かった! 「丁寧に書きましょう」だ!!!」「ピンポ〜ン!!!正解!!!!!」 ・・・って・・・ それが分かっているんなら、 今日くらい、丁寧に字を書いたら?」「だって〜今、考えたら分かったけど、 始めに読んだときはわかんなかったんだもん!」そうです。はっきりと示してくれないと、のび太には分かりません。何度も何度も何度も、伝えてきたことじゃあありませんか。クラス全体に伝えるときにならいざ知らず、のび太個人に伝えることであれば、こういうときこそ、配慮して欲しかった。「やんわりと」伝えたかったのかもしれないけど、のび太には違うだろ!・・・・・・・あと、数ヶ月の我慢だ・・・・・・・。くぅっ・・・。