日曜日に名古屋に行ってきた。
目的は別に無かったのだがひな坊が初めて自分の気持ちを
口に出して言ったからだ。
例えば、目の前にあるジュースやお菓子など目にした物は
「じゅーすちょーだい」「おかしちょーだい」と言えるのだが
頭の中で考えてる要求・願望などは言葉にして出てこなかった。
ところがである。
先日、ひな坊を保育所に送って帰ってきたひなママが驚いた顔で話しかけてきた。
マ「なぁなぁなぁ!すごいことがあってん。」
ト「どした?」
マ「ひな坊が「でんしゃのりたい。」って言うてん!」
ト「え?!まさかぁ。聞き間違えやろ。」
マ「ほんまやねんて!帰ってきたら聞いてみ。」
ト「よっしゃ。」
ひな坊が帰宅。
ト「ひな坊はなにしたい?どっか行きたい?」
ひ「でんしゃのりたい。」
びっくりである。
親の予測にすぎないがたぶんひな坊は自分の言葉があまり通じてないのを
解かっているので言葉に出して理解してもらえない不安があったように思える。
例えば、本を見ていて「これなに?」と聞くと記憶力の帝王のひな坊は一度聞いた
言葉は忘れることは無いので100%言い当てる。
しかし「え?なに?もっかい言うて。」と二度目を聞きなおすと絶対に言わない。
頑として言わない。
これは「あら?間違ったんか?どないしよ!」という不安な気持ちになるように見える。
実際顔色も曇る。
ところが最近ひなママがダメモトで「今日保育所で何したん?」と帰りの車で
聞くようにしていたらしい。
何日か繰り返しきいているとある日
ひ「バーンして。えーんえーん(泣いてる)した。きいろして(黄色の)。ひな坊のだいじ(大事な物)。」
マ「だれがえーんえーんしたん?」
ひ「あいみちゃん。」
マ「へぇー。」
これを聞いても適当に思いつきで言ってると思ってたひなママ。
次の日担任の先生から聞いてビックリしたという。
先生「あー昨日ね。ひな坊が読んでた本をあいみちゃんが横取りして
それを取り替えそうとたたいたらあいみちゃんが泣いたんですよ。」
マ「え?!それ帰りにひな坊が言ってました。」
先生「最近はほんとうに言葉がでてきてます。」
マ「ちなみになんの本ですか?」
先生「レモンの本です。」
やはり全て当たっていた。
それからひなママは帰りの車の中でいろんなことを聞くようにしていた。
給食は何を食べたか。何をして遊んだか。
給食表や連絡帳で確認するとほとんど当たっている。
そんな矢先の「でんしゃのりたい。」
ここはその気持ちを大切にしなくてはいけないと思った親バカ全開のト ッ ト。
奈良から名古屋までアーバンライナー
名古屋に到着。
駅ビルで味噌カツを食べすぐに新幹線に飛び乗り京都へ
テンション↑↑
30分ほどで京都に到着。
京都から近鉄電車急行で帰ってきた。
名古屋に味噌カツを食べただけで交通費2万円かかり
少々呆れ気味のひなママではあったがめずらしく僕の意見に耳を傾け実行に移し
機嫌が良かったところをみるとひな坊の成長を喜んでたのであろう。
アーバンライナー・新幹線より960円の近鉄急行が
一番喜んでたように見えたのは少々気になるところであるが家に着いて
「あ〜でんしゃたのしかった〜。」
の一言で格安運賃になった気がしたぞ。ひな坊。
またいこか。