右脳に障害がある人は、普通の人より「表情」を理解する為の経験が足りていません。情報が足りないので、笑っている顔がどんな顔かを、上手く理解できていません。だから自分の感情をどう表現していいのかが解りません。自分が笑いたい時に、どんな顔をしていいのかが解りません。だから私は、笑う時は「口の端を上げる」と笑顔になるからと、頬の筋肉を動かして「笑った顔を作る」のです。子供同士で相手がそんな事をしたら、大抵の場合は「気持ち悪い!」と拒絶されます。少なくとも私はよくそれで虐められました。家族からも、笑って見せれば「気持ちワル!」と引かれました。無意識に、自然に笑うのではなく、意識して表情を作っているんですから、ぎこちなくて不自然だったのでしょう。あるいは「笑顔」を理解せずに笑顔を見せているのですから、ちぐはぐな表情になって、周囲を困惑させてしまうのでしょう。他の同じ症状の方がどうかは、解りません。しかし私は幼少時代に、笑ったり喜んだりして見せると、周囲から激しく拒絶されました。その経験が多くて、笑ったり喜んだりして見せる事には、強い恐怖が伴います。この経験はトラウマになり、大人になった今でも、強く影響しています。。。...