人は人、のび太はのび太

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Nice!

のび太は学校以外で友達と遊ぶことがない。

のび太は多趣味だし、放課後、帰ってきてから自分なりのスケジュールがあって、
それはそれは、やりたいことがいっぱいあって忙しいのだ。

だから、別に友達と遊ばなくたって
有意義で充実してるし、いいじゃん!
って思っている。

でも、同級生の子達が家を行き来している話などを聞くと、
「やっぱり、この時期のお友達との関わりって、
大事なんじゃないのか・・・?」

なんて、複雑な気持ちになったりもする。

でも、考えてみれば、私が小学生の頃も、
友達と約束して遊ぶ、なんて、
6年間の中でもきっと数えるほどしかないような気もする。

ま、近所に子供もたくさんいて、
わざわざ約束なんかしなくても、
遊ぶ相手はそこら中にいたことも確かだけど。

ちょっと、聞いてみた。

「のび太、放課後、お友達と遊ぼう、
 とかって誘ったり誘われたりしないの?」

「しない。」

「ふ〜ん。でも、ほかのお友達は
 みんなで遊んだりしてるんじゃないの?」

「してるみたいだよ。」

「のび太も『遊ぼう』って言ってみたら?」

「別に、いいよ」

「ま、いいけど。」

「みんな、ゲームとかで遊んでるんだ。
 ボク、ポケモンとかマリオとか格闘のゲームとか、知らないし。」

「ふ〜ん。雪降ったら、雪合戦とかしないの?」

「それは学校でやってるから。
 みんな、ゲームで遊ぶから僕は遊ばなくていいんだ」

「ゲームって一人でやるんじゃないの?
 それなのにみんな集まって一人ずつゲームするの?」」

「わかんないけど、ポケモン知らないから、
 ボクは遊べないんだ。
 ボクは、一人でいっぱいやりたいことがあるから、
 別に誰かと遊ばなくても楽しいんだ。」

ごもっとも。

子供は元気に友達と遊ぶのがいい!

なんていう、大人の勝手な理想像的子供の姿に
ムリヤリ子供を当てはめたくなる。

そのくせ、毎日勉強は○時間しよう!
お手伝いもしよう。
本も読もう。
習い事もある。
でも、夜更かししないで早く布団に入ること。

出来るはずないのだ!

一体、1日何時間あれば
大人の理想的な子供の生活が送れるのだ?!

我が家ではのび太に、

「苦手なことにこだわってくよくよしない。
無理して頑張り過ぎなくていい。
(のび太は出来ないことにこだわってパニくるので。)
好きなことを好きなだけ、楽しむこと。」
(宿題は先生との約束だから絶対にやること)

と、言い続けているのだ。

自分の好きな道を突き進んでいいのだ。

それが、ありのままの キラキラしてるのび太だから。

のび太、冬休みから趣味のひとつに加わったもの。

日本の歴史・・・

特に戦国時代・・・

図書館から「偉人シリーズ」の漫画をたくさん借りてきて、
読み漁っています。

さっき、のび太に教えてもらった歴史一口メモ・・・

「伊達政宗と真田雪村の共通点はね〜
  な、な、なんと!同い年なんだよ〜」

すんごく楽しげに語るのび太。

のび太の興味は果てしない・・・