心理士の先生に指摘されたのですが、私は口調が単調で且つ無表情。
それゆえ本心が伝わりづらいようです。
心当たりがあります。
普通に話しているつもりなのに「なんで怒ってるの?」と言われたり、楽しんでいるのに「つまんなそうだね」と言われたり・・
私の表情や口調からは、本当の感情が相手に伝わらないようなのです。だから誤解を与える事も多いです。
息子出産の時の話をします。
生々しい話なので苦手な方は読まないでね(^^;)
ある日突然身体に異変が起き、緊急を要する状態にありました。
・・にもかかわらず救急隊や病院側の対応はあまりにも素っ気なく、愕然とするものでした。
しかし、今思えば・・
平坦で感情の薄い口調、乏しい表現力・・
そんな私側にも問題があったのかもしれません。
予定日1ヵ月前のある日、激痛をお腹に感じ、母に「お腹が痛いから病院へ連れて行って」と言いました。かなり痛かったのです。
しかし顔は無表情。口調は単調。表現力も乏しい。
私の辛さが母には伝わらなかったのです。
「全然痛そうじゃないやん」と言って、私の訴えは軽くスルーされました(--;)
後から知った事ですが、胎盤が剥がれかけていたのです。生死を彷徨う危険な状態だったのです。
しかし私はこの痛みを伝える事ができず、我慢しなければなりませんでした。何時間も「痛い・・痛い・・」と訴えてたのに誰にも気付いて貰えませんでした。
すると突然、ブチ!っと何かが切れる音と同時に、床一面に大量の血が広がりました。ついに胎盤が剥がれてしまったのです。
すぐに救急車を呼ばなければならない状態です。
慌てて電話しましたが、私はこの状況を伝える事ができなかったのです。
「血が出てるんです。お腹に子供がいます。」
必死に訴えかけたつもりでした。
でもこれが全く相手に伝わらず・・
「血が出たぐらいで救急車呼ばないで下さい」とか「お産は病気じゃないんだから救急車を使ってはいけません」と電話口で説教されてしまいました。
説教を聞いてる場合ではないんです。
血が止まらないんです。
救急車お願いします。
どうして伝わらないんだろう。
このときほど自分の表現力の無さを嘆いたことはありません。
私はひたすら「血が出てるんです!」と繰り返しました。
すると「どれぐらい出てるんですか?」と聞かれ、私は言葉に詰まってしまいました。
「どれぐらい」と聞かれて、私は「○ミリリットル」と数字で答えなければいけないのだと思ったのです。そんなの測れないので困りました。
そうこうしてるうちに母が私から受話器を取り上げて「蛇口を思いっきりひねったぐらいの勢いで血が大量に出てます!」と言うと、救急車は飛んできました・・
初めから母に電話してもらえば良かったのですが、妊婦教室の時「電話は必ず自分でしてください」と言われたのです。
これはあくまで原則で、私のような場合は例外なのかもしれませんが、
臨機応変に対応のできない私には、例外が分からないんです。
言われたことは守らなければいけないと思い込み、血を流しながらも自分で電話をしたのです。
生々しい話ですみませんが、続きます。