地域の里親研修会に講演に参りました。
「発達障害とフォスターケア」というテーマでお話をさせていただきました。

里親の方々の抱えていらっしゃる養育の不安は、本当に簡単に解決することのできない、とても深い愛情や心の問題です。

今、第四の発達障害として、子ども虐待による発達の問題が盛んに言われるようになっていますが、まさしく、それは里親養育の問題でもあるように感じます。

里親支援についても、ようやく専門的なサポート体制に取りかかり始めたばかりとのことで、少ない支援の中で、これまで里親さんたちが抱えてこられたものがどれほど大変だったのかということにも、改めて気付かされました。

講演の後で、たくさんの里親さんから、直接いろいろなお話をお聞きしましたが、フォスターケアについての理解や社会的な支援がまだまだ十分とは言い難い現実もあるように思いました。自分の仕事が少しでもフォスターケアの分野でも役立てていけるように、自分なりの支援のあり方を考えていきたいと思っています。