記憶脳の算数

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Nice!

いつもはちゃちゃっと10分程度で終わる、のび太の宿題。

「え〜〜〜っと・・・あ〜〜〜!!もう!!」

などと、珍しく苦戦しているようだ。

のび太は小学校入学前に、
「ドラえもんの○○ができる!シリーズ」で勝手に勉強して、
漢字と算数は小6まで独学でやっちゃった、
ナマイキなお子ちゃま・・・

ただ、国語の文章題や理科社会系はだけどね!

宿題に出るのは、主に算数と国語。

今まで宿題に関しては、さほど問題なくこなしていた。

「ああ!!!もう!!!あ〜ん・・・めんどくさいよ〜」

かなり、イライラしているようだ。

今日の宿題は、算数の割り算。

あまりの出る割り算なのだ。

例・・・15÷2=?
      (答え・・・7あまり1)

などの計算問題100問!!!

のび太はあまりの出る割り算は初体験らしい。

「ドラえもんシリーズ」でやった6年生までの計算では、
あまりが出るものはなかったらしい。

だから、のび太の中では今までは
15÷2=7.5
だったのに、

「あまり」なるものの出現で、頭の中がパニックのようだ。

「自閉症の人は一度、覚えたことを変更したり、
 切り替えたりするのが苦手です」

まさに、この状態なのだ。

・・・で、数日たち、先日・・・

またまたあまりのある割り算の宿題100問が宿題・・・。

またしても・・・

「え〜っと・・・は〜!もう!!何だよこれ!」

などと、ぶつぶつ文句を言いながらやっている。

「落ち着いてゆっくりやればいいでしょ〜
 急がないであわてないでね〜」

などと、一応、声をかけてやった。

「え〜〜〜っと・・・何だっけなあ?
 やったんだよね〜前に・・・・・
 え〜っとぉ・・・思い出せないっ!!!」

え・・・?

思い出せない・・・?

そうなんです。

のび太は宿題の答えを「計算」で求めていたのではなく、
過去にやった「記憶」から答えを書いていたのです。

「え?のび太、ちゃんと計算して答えを書くんだよ。
 前にやった答えを思い出して書くんじゃないんだよ」

「わ、わかってるよ!計算してるよ!」

・・・と言ったものの、何気に様子を見ていると、
計算してる・・・という感じではない。

以前、テレビで見た。

カレンダーサバンである外国人。
難解な計算もこなす、という。

ランダムに並んだ4桁の数、たとえば、

○○△△なら、○○の△△乗という なんのこっちゃな計算を
計算機も使わず、メモすることもなく、解いてしまう人。

この人がこの「なんのこっちゃな計算」をしているときの
脳の状態を調べると、
「計算のときに使われる脳」ではなく、
「記憶の脳」の部分を駆使していたのだ。

そう。
この「なんのこっちゃな計算」は
過去に経験した計算を思い出して導き出していた、
ということらしい。

まあ、こんな「なんのこっちゃな計算」を
過去に経験している、それもランダムな数だから、
果てしない経験だと思うけど、
やったことがあるだけ、驚愕!!!なのだが・・・

のび太がこの人と同レベルとは言わないけれど、
元カレンダーサバンであったのび太、

そして、計算せずに、過去の記憶から答えを探していたのび太。

もしかして、今までの算数も「記憶」で
答えを求めていたのかも・・・?

(恥ずかしながら、私はのび太の勉強、宿題には
まったくのノータッチ。
聞かれれば答えるけど、勉強を教えたことがほとんどないのだ・・・
だから、のび太の勉強の理解度もよくわからんのです・・・)

だから、文章問題も苦手だし
(それは読解力がないとも言えるが)
やっぱり「記憶脳」の人なのかもしれないなあ。

う〜〜〜ん・・・

この先、どうやって勉強していくのかなあ・・・

面白いけど、ちゃんと計算しろよ〜!!!


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