予定表を始めた最初の頃。
楽は、予定表に書かれていることがこの先起こることなんだ、ということを「これは夢が叶うボードだ」とでも思ったのか、
「明日は〇〇に行って〜□□に行って〜△△に行って〜…」
とカードを貼りまくっていました。
でもね、わざとボードを小さくしてあるんです。
カードを3〜4枚しか貼れないように。
楽の場合、あまり細かい予定ではなく、「今日は〇〇と□□と△△をして、おしまいです」ということだけわかるようにしています。
平日はたとえば、「ようちえん」「Nちゃん(近所の子)とあそぶ」「カモさんにパンをあげる」。
これを全部こなすと、楽は満足そうです
達成感があるのでしょう。
私たちだって、「何がなんだかわからないうちに次から次へと仕事を頼まれちゃって、気がついたらもう夜だった!ヘトヘト」ってのより、
予定表を見ながら「よしっ、これは終了!はい次!」とひとつひとつこなして行って、
「全部終了!今日はすべておしまい!」と実感出来た方が疲労は少なくて済むし、達成感があるでしょう。
自閉症の人は、物事の始まりと終わりがわかりにくい、達成感や満足感を感じにくい、と言われています。
それはこういうことなのかな
要は、私たちにもわかりやすくて便利な予定表は、自閉症の人にとってもわかりやすくて重要なんだということ。
予定表を始めてから、楽夕方のメソメソ泣きはなくなりました。
やっぱり…そうだったんだ。
今さらながら、ハッとさせられる毎日。
今さら…だけど、手遅れってことは無いよね。
気がついた時に始めればいいんだから。
始めます
楽が生きやすい生活を。
それはきっと、みんなにも優しい生活だから。