私は仕事から帰るのが夜の10時頃になることがよくあります。
その時間になると当然子どもたちは寝室で寝ています。
そこで私はそうっと寝室を覗きにいきます。
薄暗い中に横たわるひときわ大きな影はママです。たいてい子どもを寝かしつけながら自分も寝てしまっています。
と、暗闇の中に何者かが動く気配が。
「おとうさん、きた!!」
その正体はかーくんです。
かーくんはベッドから降りてこちらに駆け寄ってきます。
おお我が息子よ、父が帰ってきてそんなに嬉しいか…
…と、かーくんが私の足元に来たかと思うと部屋の出口のほうに向かって私をぐいぐいと押し始めました。
「おとうさんばいばい、あっちいく!!」
おお我が息子よなんということか…
まぁ、これはいつものことなのですが。
寝るときは必ずママと一緒で、お父さんは要らない。まーくんはどっちでもいい。
これがかーくんの法律なのです。