4才の夏、危機感に襲われていた。
今年絶対取るぞ!
療育の先生には、くうちゃんは養護学校希望なら、そんなに急がなくてもいいですよ!
と言われてはいた。
しかし!ゆっくりペースの私でも、これだけは譲れなかったのだ。
もう紙オムツを買いたくなったからである。
くうは、紙オムツこだわりになっていた。くうの決めたルールがいくつかあるが、
そのこだわりに、紙オムツである。このまま、ずっとこれでいい。。というような感がある。
恥ずかしい・・・という感情をあまり持っていない、くうにとって、紙オムツ生活はすごく自然なことのようであった。
さあ!とばかりに、トイレを楽しくポスターなど貼り、連れて行った。
しーしーと言い、時には歌なども歌い、怒らず、楽しく・・・。。。
けれど、はじめの成功は、なかなかやってこなかった。
成功したら、ほめよう!と思い続けていたけれど。
そんな、ある日。くうがトイレでわんわん泣いた。
足を手でバンバン、真っ赤になるほど叩き、抗議の泣きだった・・・
そんなに、つらいの?
なんで?まるで、トイレですることが罪悪であるかのように、悲しく泣く、くう。
できることから、やるしかないかあ・・・
それからの1年。ずーっと広い意味でのトイレトレーニングである。
まず、もうくうは家では紙オムツ。療育に行く朝にパンツに履き替える、(最初すごい抵抗する)
しかも帰ってくるまで、絶対していない。ガマンしている。
そんなことが本当にできるのか、4歳の子がガマンできるのか?・・・できるのでした。
一年間、療育でもトイレの時間はしなくても連れて行ってもらう、
家では、トイレに座らせない。しかし、常にトイレに一緒に行く。
見せる、見せる。けれど、流すことはさせない。水に固執してしまうから。
それから、外出先のトイレもほとんど入れなかったので、まずは広くて綺麗そうなトイレの
時は個室に一緒に入る。最初は嫌がっていたが、荷物持ってて!とかなんとか、
小さな荷物を持たせておいたりしたっけなあ・・・
そうして、4才もまたたくまに過ぎていくのでした。