少し前のことになりますが、いよいよ歯の治療の当日がやってきました。
前開きのパジャマを着せて朝の9時からはじまりました。
何人もの白衣の先生。ただならぬ雰囲気。
前検査はクリアしていたので、すぐに治療台にのせて麻酔を吸入させました。
すぐに意識を失うくう。
お母さんは待合室でお待ちくださいと言われ、部屋を出るとき振り向くと
体中にセンサーをつけられはじめるくう。
みせてはもらえなかったけれど、鼻から胃の中のものを吸い出すチューブもつけられる。
本当の手術のようで、正直怖かった・・・。
歯なんだから、大丈夫!と思っても、さっきの痛々しい光景が浮かんできて
落ち着かない。2時間で終わる予定がなかなか終わらない。
どうやら伸びているようだ。やっぱやめればよかったかなあ。いまさらながら
後悔の気持ちも出てくる。
結局4時間かかってしまった。虫歯が想像以上に神経までいっていたこと、本数も
多く、かなり難航したとのこと。
終わりました!と呼ばれて駆けつけると、部屋の外にまで、くうの泣き声が聞こえた。
くうの顔は・・・すごいことに。
事前に説明はされていたのだか、口を開けているために、金属で固定するので、
口の端は切れてしまっていた。
管を固定するためのテープで頬や額が、真っ赤にはれ上がっていた。(くうは肌が弱いです)
鼻からも、鼻血の跡が・・・・。
前もって説明されていたので、仕方のないことです。
そして、なにより、麻酔の後の点滴を、くうは泣きながら嫌がって泣いておりました。
私の顔を見ると、抱きついてきて、この点滴を取って!とお願いしてきます。
でもどうしても、1時間はガマンしなければなりません。
なんとか、どうにか、なだめながら1時間より早く終わらせてもらって
先生から説明を聞いて、4時ごろ帰ることになりました。
くうの歯には、銀歯がたくさん。幸い、口の端が痛いのに気をとられて、
銀歯をとってしまう・・ということは免れました。
それ以来、くうはなんでも奥歯でかんで、好きなアイスを食べることができるように
なりました。歯磨きもせっせとやっています。
治療を終わってみて、後悔はしていませんが、もう一度やるか・・といわれたら
深く、深く悩むでしょう。メリットもデメリットもあると思います。
とりあえず、虫歯にならないことが大切ですよね。やれやれ。