昨晩、我が家は大変な事件が起きた。これから先をお読み頂くには、食事中の方にはお勧めいたしませんのでご注意下さい。先週、胃腸炎で倒れた次男。(長男も)この頃やっと、胃腸の調子が戻ってきたせいか、食欲に任せて食べ過ぎていたのが原因でもあった。回復期だということに気を付けていはいたのだが、昨晩は、長男のスポーツ少年団の総会があり、その席が飲み食べ放題だったことが、更にその事件に追い討ちをかけた。普段、夫の帰りが遅いために、そういった集会や役員会(大抵夜にある)には、私が子連れで参加する事がほとんど。長男は留守番が出来るようになってきたが、さすがに次男を置いては行けない。小学校や保育園の役員会、町内の集会、どこでも子連れ。そんな家庭はここらでは我が家くらいなもの。その席で、昨日はいくら、「もう飲んだり、食べたりしません。終わりです。」「これ以上食べたら、お腹が痛くなります。我慢です!」と次男に教えても、ご馳走を目の前にして、食欲には勝てなかった様子。いくら教えても伝わらない。従わない。つまりは、「言うことを聞かない躾のなっていない幼児」丸出し。「食べません」「飲みません」そんなメモ書き(視覚支援の一つ)を読ませても従わない。半ばどうにでもなれの開き直りモードの私は、早くこの集会が終わればいいと、時計と睨めっこしながら時が過ぎるのを待っていた。ようやく帰宅。帰ってきたのは9時半近く。そして、ついにそのツケが回ってきた。突然、「トイレ行くーーー?」と何やらパニック状態の次男。振り返ると、そこは惨劇の場と化していた。ダイニング、リビング、そこら中に、下痢、下痢、下痢。ぎゃぁ~~~~!!!あとからあとから、次男の足元から流れ出てくる水溶状の下痢の川。パニックになりながら、多動全開で走り回る、走り回る。「ストーップ!止まるっ!!動かないで、そこに立ってて!」私のそんな声はパニック中の次男には届かない。自分のウンチを踏んで滑って転んで、体中ウンチまみれになった次男は、泣きながらティッシュで拭き掃除を始める。流れ出るウンチ。踏まれて被害を広げられ、飛び散るウンチ。「ごめんねー、ごめんねーー。」と一応謝る次男は、私の忠告を聞かなかったことで下痢をした事が分からないでいる。久しぶりの異様な光景に、その場に居合わせた長男が大泣きし出す始末。私も、情けなくて半狂乱で泣いた。言っている事が伝わらない。分からない。母親の私自身がこれ以上の伝え方を知らない。そして、(この時も)その場にいなかった我が家の家長「夫」を恨んだ。もう降参よ、お父さん。「白旗」揚げてもいいですか・・・。いや、とっくの前に「白旗」は上がっていたの。私には、もうかなり前から家庭内の「男女役割分担」が負担になっている。でも、何よりも厄介なのは、「私にはもっと質のいい子育てが出来るはず。」と、どこかでそんな思いに雁字搦めになっている私自身。呵責の念に駆られて、母親の役割を果たそうと一人奮闘しているこの現実。ようやく気持ちを立て直し、「私は十分に頑張っている!」と、自分で自分を褒め、こんな出来事があったことも周囲の人間の誰にも知られず、今日もひっそり空しく過ぎていく。