生まれて初めてヨットに乗りました
先日、HIP HOPやジャズダンスのステージがあるということで、海沿いの公園に見に行ったのですが、
その近くでたまたまヨットやモーターボートに乗せてくれるというイベントをやっていました(無料)。
せっかくだから乗ってみようよ〜(無料だしぃ)と、ほんの軽い気持ちでヨットに乗り込んだ私たち。
ヨットはどんどん岸を離れて行きました。
怖いかな…と心配したけれど、笑顔の楽とひびちゃん。
海のドライブを満喫です
その日は他の海岸でも無料クルージングのイベントがあったようです。
私たちのようにお客さんを乗せたヨットやモーターボートがあちこちに浮かんでました
波が押し寄せて、ゆうらりとヨットが揺れた時は、ドキドキしました。私、まったく泳げないので…
ひびちゃん、怖くない?
「楽しいねえゆらゆら面白〜い」
そう。良かったね。
「ひびき、これ(ヨット)でおうちに帰りた〜い」
それはムリっ。絶対ムリっ。
ヨットはどんどん沖へ
こんなに遠くに来ちゃったよ〜(ちょっと不安になりました…)。
港を一周くらいしたら終わりかと思っていたけど、いつの間にか港を出て、案外遠くまで来ちゃいました。
すると操縦していた方(ダンディなおじさま)が、
「はい、エンジン止めますよ。」
…とたんに辺りが静まりかえりました。
「これがね、ヨットの良いところ。何の音もしない。あとは風に任せて進むだけ。」
ああ、なんて素敵
空と、海にはさまれて、ゆらゆら揺れるヨットと、私たち。
帆が風にはためく音、帆を連結している金具がカランカランと鳴る音、ヨットに波が静かに寄せている音…
耳に聞こえるのはそれだけ。
なんてシンプル。
あんなに賑やかだった公園の喧騒も、ここにはまるで届かない。
静かで、
優雅な時間が流れていました
「ヨットはね、モーターのようにまっすぐには進まないんですよ。行きたい場所へ行くには、風を受けながらこうジグザグと進むんです。」
行きたい場所へまっすぐには進まない。
風に任せてジグザグと。
その言葉が、なんだかとても胸に残っています。
ヨットのことはまったくよくわからないのですが…、
ヨットの魅力がなんとなくわかったような気がしました。
「さあどうぞ。こちらへ。」
なんと、少しの間パパが舵を握らせてもらうことに。
緊張しつつ、舵を取るパパ。
「がくもやりたい」
と楽も自分から舵を握りました。
パパとふたりで船長さん気分
それにしてもパパ、方向とかわかってんの?
「いや、わかんない…」
ありゃ
しばしの間、海の男を満喫したパパと楽でした。
気がつくと、40分以上も乗っていました(せいぜい10分くらいかなと思ってたから、かなりお得感が)
そろそろ帰りましょうか、と再びエンジンをかけて、スタート地点を目指すことに。
一番遠い所へは、どこまで行かれたことがありますか?と質問すると、
「この人は世界一周してるよ」
ダンディなおじさまが指さしたのは、
ちょい悪オヤジ系のおじさま
(ヨットには3人のおじさまが乗っていました。もうひとりの方は、ひびちゃんが寒くないかと気遣って下さった優しいおじさまでした)
ひょえ〜世界一周
ヨット界ではもしかしたら有名人なのかもしれない
無口なその横顔が、頼もしくてとっても素敵に見えるぅちょい悪おじさま
ひとり興奮してしまった私なのでした
岸に到着して、パパが一言。
「ねえ…」
まさかパパ…
「ヨット欲しいな」
それはムリっ絶対ムリっ