「知るを楽しむ―人生の歩き方」

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Nice!

『人生の歩き方 2007年6-7月号』
NHK教育テレビで放送中の「知るを楽しむ―人生の歩き方」
7月は私の尊敬する細谷亮太先生の「子どもの命みつめて」です。

すでに2回放送されていますが、残念ながら放送を見逃してしまいました。あとの2回を楽しみにしましょう。
NHKのテキストを読んだだけで、涙が止まらないくらいですから、テレビの放送なんて、まともに見れるか自信がありませんが、号泣を覚悟で・・・。

研修医時代にある小児がんのお子さんを病棟で担当したときのことを今でもよく覚えています。私には、病気を治すこともできず、数ヶ月担当した後に悲しいお別れをしなければなりませんでした。
「先生からいただいたお人形、お棺に入れてやりました。」と、ご両親が後でお手紙を下さいました。
今から思えば、頼りない研修医に、言いたいことやぶつけたいお気持ちがたくさんあっただろうと思います。でも当時の私には、そういうご両親のお気持を受け止める余裕がありませんでした。
ご両親からのお手紙に、逆に私が励まされ、大切なことを教わったと思いました。

小さな命の生死に直接向き合う小児科の現場から今は離れてしまいましたが、生きているからこそできる仕事…細谷先生のように私も努力したいと思います。