発達障害と大学進学―子どもたちの進学の夢をかなえる親のためのガイド
最近読んだ本の中からお勧めのものをいくつかご紹介したいと思います。

著者は、発達障害を持つ人も支援を受けながら、また自己決定の力をはぐくんでもらいながら、人生を切り拓いていけるのだということを母親として専門家として私たちに示してくれています。
この本の内容が、今の日本でそっくりそのまま同じように実現するのは、残念ながら難しいでしょうけれど、参考になることは実にたくさんあると思います。
何よりも子どもの幸せを願う母親らしい気持ち、自分のもとを巣立っていくことを静かに見守ろうと決意する気持ち。そうした心情がありのままに綴られることが、この本に温かみを与えてくれているように思います。