自閉症療育：兄弟姉妹

障害がある子が居ると、どうしても関わりの比重が障害のある子中心になってきます。
うちの場合も例外ではなく、２人の姉たちへの関わりは、減っていたと思います。

息子より１才上の自閉症の息子さんがいらっしゃるお母さんが、
２才上のお姉ちゃんとの関わりで、ちょっとかわいそうな事をしたとこぼしていました。

今は、お姉ちゃんも成人していて、そんな事は無いのだけど・・・
小さい頃、お祖父ちゃんが外出しようとしていると
「おじいちゃん、Ｔ君も連れてって、どこかに捨ててきてよ。」
と、言っていた時期があるんだと言っていました。

Ｔ君は、超多動で、ちょっとでも目を離すと居なくなるので
かかりっきりだったのだそうです。

自閉症も色々とタイプがあるので、
私の息子の場合は、多動ではあったけど、私の目の届く範囲には居たんですね。
臆病な自閉症だったので、私から離れられなかったんです。
なので、結果的には常に息子に関わっていたので
姉たちへの関わりは少なかったです。

けど、姉たちは彼の存在を十分に認めていたので
弟が居なかったらいいなんていうことは、一度も言わなかった。

息子の幼児期は、施設通所だったので姉とは別々
息子が小学校就学時
姉と一緒の小学校特殊学級に就学する事になったときのこと

２才上の姉が
「今度は一緒の学校！よかった一緒で！」
と、言った言葉が忘れられないです。

息子に本格的に家事を教え始めたのは小学校１年生ですが
正直、現在、姉たちより料理の腕は上です。

家庭の中で、役立つ存在に育てる事

これが、兄弟姉妹たちと上手くやっていく秘訣ですね。
習得速度が極端に遅い息子に教えるのは
我慢と根気の世界だったかなぁ～！
最低でも１０年はかかると思っていればいいですね！

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