息子は自閉症なのかもしれない
1才6ヶ月健診で、対人関係が悪いことを指摘され、1才10ヶ月より通園施設へ週に一回の母子通園を始め、カウンセリングと集団セラピーを受けるようになりました。
当時の私は、これで1年も通えば、普通になると希望を抱いていました。
けれど、その頃の彼は、妙な行動がどんどん増えていた頃です。
◇ホースの様に長くてクネクネした物を好み手にしてくねらせては、横目で眺めている。
◇首を左右に激しく回転させながら走り回る。
◇水の流れを食い入るようにいつまでも眺めている。
◇紫の花を見つけると片っ端からちぎっていく。(紫に限られていた。)
◇回転する物を好み、回転させては眺めている。
◇夜はなかなか眠らないのに早朝から起きている。
◇偏食がひどくなる。
◇言葉は出ず、「マンマンマンマン・・・ミンミンミンミン・・・」と唸り続けている。
「ミンミンミン・・・・」と言い始めたのは、1才の夏。言葉が出始めたかなと思っていたけど、蝉の季節が終わり、冬になっても春になっても蝉のように「ミンミンミン・・・」と言うだけで、発語とは程遠いものでした。
明日目が覚めたら「おはよう」と言って笑ってくれるかも知れないと、半ば祈りのような期待と不安が繰り返す日々が過ぎていきます。
その頃の私は自閉症について全くの無知。
通園施設で知り合った先輩のお母さんから「自閉症」の事を聞いて、自閉症のことが書かれている本を探し、読みあさりました。
そして、そこに書かれている自閉症の症状に照らし合わせてみる。当てはまることが沢山ある。一つでも当てはまらないことがあれば「まさか違うよね。」と自分に言い聞かせては、又翌日は「もしかしたら」と読み返す。
かわいい息子に障害があるなんて思いたくない、認めたくない。
もう少しすれば・・・でも、どうして・・・
そんな期待と不安がいっぱいの時期でしたね。
親が、乗り越えなきゃいけない第一関門だったかもです。