新年あけて、日本に来ました。これは随分前から考えていた日本の一時帰国です。というのも、子供達は、今年からインターンや就職で、もう家族で長期でどこかに行くということも難しくなるからです。家族揃っての最後の日本行きの気もします。年老いた父親にも渡と香穂を見せようかと。
まずは羽田到着。なんと香穂が生まれて初めて飛行機に酔うというハプニングもあり。多分、年末年始がすごいスケジュールで疲れまくったと思われます。飛行機降りるとそのまま別府へ。
実は、別府にとてもお世話になった方が住んでおります。渡が1歳になる前に、気管の奇形&重度喘息とアレルギーになり、その時に、喘息だった学生さんがいろいろ喘息の話を聞かせてくださって、斜めにすると寝やすいとか、水泳にいくと鼻づまりがなくなるとか。そしてしばらくして、自閉症も診断がおり...。セラピストがいないか?と探していたら、この学生さんが、
「彼女のなら間違いない」
と探し出してくれてなんと8年ちかく、渡のセラピーをしていただくことになりました。
常日頃から、
「渡くんはどう?香穂ちゃんは?」
と心配してくださって、もともとデザイン関係の勉強をされていたので、香穂が絵を描くのが好きだったので、私は大嫌いなので、
「どうしよう?どうしてあげたらいいんだろう?画材もなにを与えればいいのかわからない。」という相談にも快く載ってくださって、買い与える画材や、独学でできる絵の勉強の仕方(渡のセラピーがぎっちりあったので、私が香穂を絵のお教室に連れて行けないため)を教えていただき、香穂も現在絵の道を歩んでおります。
彼は大学を卒業して、しばらくしたら帰国されてしまい、それから音信不通に。ことあるごとに思い出していたのですが、最近になって FACEBOOKで繋がって、ぜひぜひお礼に訪問させてくださいとなりました。学生だった彼ももう40歳代に。20年の月日はしっか流れているのでした。
訪問したものの、結局は地獄めぐりにつれていってもらってまた迷惑かけてるんだけど....。
ということでいろいろ連れて行ってもらって撮影した写真が下記。
なんかこの写真は、家族がひとり増えた感じで、しっくりきてしまうのですが...
さらに、足湯も体験。
香穂も参戦。
地獄めぐりも彼の車で全て終えたら、今度は
「高崎山にも行きますか?」ということで、子供達は
「高崎山ってなに?」と興味津々。渡は初めてのところは怖がるのだけど、小さい時から知っている大好きな人が連れて行ってくれるわけだから大喜びで、連れて行っていただきました。
なんだか私と香穂と渡のような猿。
どうしても仲間同士で同じものを見ているようにしか見えない渡。
猿は本当に好きだった模様。
さてさて夕方になったので、ホテルへと戻らないと。わたるは久しぶりに小さい時に優しくしてもらって遊んでもらった人に会えて、超幸せだったらしく、
「最高の1日だった」といい、こんな自然な笑顔に。
さらに、この写真を撮影して、ブログあげてほしいというので、あげました。
右下には、「餌を与えないでください」とあります。なぜこれをブログに上げて欲しいのか、謎な渡。とにかく、懐かしくて、彼に会えて嬉しくて、最高の1日だったということでしょう。
考えてみたら、もし渡が自閉症じゃなければ、彼とこんなに仲良くなることもなかっただろうし、別府に来ることもなかったでしょう。渡が運んでくれたすばらしいご縁です。ありがたい。
S君1日ありがとう。一生思い出に残るいい旅行ができました。